
未経験でも外資系企業に転職できますか?
年収の高さから、外資系企業へ転職したいと考えている人も少なくないと思います。
でも、『未経験からいきなり外資系に入るのはムリ』と思っている方も多いのでは?
確かに簡単ではありませんが、未経験から外資系企業に転職するのは可能です。
というのも、私は未経験から外資系企業に転職した一人なので…。
この記事では、私の経験をもとに、未経験から外資系企業へ転職する方法を紹介したいと思います。
経験次第で未経験でも外資系企業に転職できる
最初にお伝えした通り、未経験でも外資系企業に転職することは可能です。
私は、未経験から外資系IT企業へ転職しました。
私の希望は、外資系IT企業でエンジニアとして働くことでした。
ただ、直前の仕事はIT系職種ではなく、事務系の仕事でした。



以下、私がどうやって外資系IT企業へ転職したか、参考までに紹介します。
【体験談】未経験から外資系IT企業へ転職した私の体験談
エンジニア経験がないものの、「本気度」をアピールするために、複数のIT資格を取得しました。
私が当時取得したのは、次の資格です。
- 初級アドミニストレータ(現在は廃止)
- MCP (今でいう、MCSA。Windows Server 系を取得)
- CCNA (これは、今もある)
これがどの程度、採用に有利に働いたかは分かりませんが、文系出身の私にとってはこれでも結構精いっぱいでした…。(Oracle 資格も取得しようと思いましたが、断念。)
ちなみに、エンジニアになってからは、次の資格も取得しました。
- LPIC
「UNIX、Linux とはなんじゃい?」というレベルの方に、おすすめの資格です。
外資系企業で働く上では、ある程度の英語力は必要だと思っていました。
英語は前職で使っていたこともあったので、あまり勉強はしませんでしたが、転職の際は、一応英語力はアピールしました。
自分のやりたい職種が「派遣社員」のポジションで出ていて、「これだ!」と思いました。
正直、未経験でいきなり正社員のエンジニアは無理だと思っていました。
前職は事務職ですしね…。
でも、『派遣社員なら、働ける可能性はある』と思いました。
求められるスキルを見たら、未経験でも応募可能だったので、エンジニア経験を積むために応募。
晴れて、希望していたエンジニア職の仕事をゲット!
嬉しかったです。
派遣社員ですから、社員の指示で動けば基本的にはOK。
未経験の私にはありがたいことに、1からいろいろ学ぶことができました。
それまでWindowsしか触る機会がありませんでしたが、その会社に入って UNIX 系サーバーの使い方も学び、いろんな経験と知識を積むことができました。
そんな感じで、割と楽しく仕事をしていましたが、1年くらいしたら正社員のポジションが空いて、派遣社員から正社員へ切り替わりました。
いきなり正社員になるのは難しいと思っていましたが、派遣社員として働くことで、結果的には外資系IT企業に未経験でも入ることができました。
派遣社員として入ったときは、面接も1回でしたし、英語面接もありませんでした。
そういう意味でも、割と楽に外資系に入れました。
未経験から外資系企業に転職するには
未経験でも外資系企業に入る方法の一つとして、「派遣社員」として働いてみるのは一つの方法です。
ただ、これ以外の方法でも、外資系企業に転職することは可能です。
これまでのスキルも活かせる職種を選ぶ
これまでのスキルが活かせそうな職種を選ぶようにしましょう。
私の場合は、事務職からエンジニア職と全然違う職種に移りましたが、実は一部、関連する業務があり、「完全なる異業種への転職」というわけでもありませんでした。
【経験談】
エンジニア職といえども、仕事内容をある程度理解していたので、「〇〇という仕事はやったことはありませんが、〇〇というスキルが必要だと思い、仕事に活かせそうなベンダー資格を複数取得しました」とアピールしていました。
未経験でも、ある程度業務内容を理解できていることをアピールできれば、企業側も「この人は仕事内容を理解して応募してきているな」と安心すると思います。
その職種に有利になる資格を取得する
未経験の場合は、アピールできるスキルが限られています。
経験をアピールすることができない以上、「やる気」をアピールするしかありません。
ITエンジニアの多くは、正社員の人でも資格を複数持っている人がほとんどで、エンジニアが転職するときは、皆、資格をさりげなくアピールしています。
資格があったからと言って、仕事ができるわけではないですが、最低限の知識があることをアピールすることができます。
アピールできるスキルが乏しい未経験の人は、資格は取得しておいた方がいいです。
英語力を高めておく
私の場合、高い英語力は不要でしたが(笑)、外資系企業に転職するなら、英語力は上げておくことをおすすめします。
転職時、英語面接がある場合もありますしね。
日本人はTOEICの勉強に走りがちですが、TOEICの勉強をしても「英語面接」は乗り切れません。
TOEICの勉強はほどほどにして、なるべくスピーキングの練習に多くの時間を充てるようにしましょう。
ビジネス英語をこれから学ぶなら、個人的にオススメなのは Bizmates
外資系IT企業は未経験でも転職しやすい
私は外資系IT企業に転職しましたが、IT業界は未経験の人でも転職しやすい業界です。
その理由は2つあります。
人材不足
国内外問わず、IT業界は常に人材不足なので、未経験でも入りやすい業界です。
IT業界に入るには、やはりある程度のITスキルが必要になります。
でも、ITスキルは独学でいくらでも学べるので、自分次第で容易に入れる業界といえます。
実力主義
外資系企業は「実力主義」です。
その仕事をこなすのに十分と企業側が判断すれば、未経験でも働くことができます。
とりわけIT業界は、テクノロジーの変化のスピードが激しいので、IT業界で10年働いていた人より、「未経験だが、半年間で学んだ最新のテクノロジー知識を持っている人」の方が、企業側にとっては魅力的に映るかもしれません。
未経験の人が外資系企業へ転職する際に気を付けたいこと
未経験の人が外資系企業に転職するときに気を付けたいことは、そもそも外資系企業のカルチャーになじめるかどうか、という点です。
人によっては、外資系のカルチャーが合わない人もいます。
転職に失敗しないためにも、あなたは外資系企業向きかどうか、下記の記事も参考に確認してみてくださいね。
おわりに
この記事では、未経験から外資系IT企業に転職する方法を紹介しました。
未経験でも外資系企業へ転職は可能ですが、「経験」をアピールできないので、転職活動には工夫が必要です。
「やる気」をアピールするなら、資格取得が一番手っ取り早い方法でオススメです。
- これまでのスキルが活かせる職種を選ぶ
- 仕事に有利になる資格を取得する
- 英語力を高めておく
- 自分は外資系に向いているか、確認する
未経験から外資系企業への転職を考えているなら、外資系転職専門のエージェントに相談してみるのも一つの方法です。
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