月曜日がしんどい…「仕事満足度No.1」インド人の働き方に解決策を探る

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「インド人は月曜日もハッピーに働く」みたいな話を聞いたことがあります。

そんな人生、送ってみたいな…。

この記事では、このような疑問にお答えします。

本記事の内容

  • 「仕事満足度世界第一位」のインド人の働き方
  • 「仕事の満足度」が上がるカギは?

「海外の働き方」というと、欧米の働き方をイメージする人が多いと思います。

でも「Job Satisfaction(仕事満足度)」が最も高い国はインドであるということを、ご存じでしたでしょうか。

ちなみに「仕事満足度」が最も低い国は、日本です…。

日本人の「仕事満足度」はどうしたら上がるんだろう?

インド人の働き方はほとんど注目されていないと思いますが、インド人の働き方に仕事の満足度が上がるヒントが隠されているように感じました。

というわけで、この記事ではインド人の働き方を紹介したいと思います。

目次

インド人は仕事満足度No.1

「世界の仕事の満足度ランキング」No.1 はインド

2019年 Ranstad 社が調査した結果によると、調査した34か国中、Job Satisfaction(仕事満足度) が最も高い国はインド、最も低い国は日本であるということが分かりました。

参考:Ranstad Workmonitor Q4 2019

Job Satisfaction(仕事満足度) 高い国トップ3

仕事満足度の高い国トップ3
インド
89%が満足
メキシコ
85%が満足
トルコ
80%が満足

Job Satisfaction(仕事満足度) 低い国ワースト3

仕事満足度の低い国ワースト3は、以下のとおり。

日本人の仕事対する満足度は低いと薄々感じていましたが、まさか34か国中最低とは…。

仕事満足度の低い国ワースト3
シンガポール
61%が満足
香港
49%が満足
日本
42%が満足

アジアでも経済レベルが高い国が並んでいますね。

インド人の平均年収

幸せはお金では買えないと言いますが、確かにインド人の平均年収は日本と比べると高いとはいえません。

日本とインド平均年収は、以下になります。

平均年収日本円
インド約4,908 USD (31,900INR)662,371円
日本38,515 USD5,006,932円

参考にしたデータ:
Average Salary in India 2022
OECD stat “Average annual wages” (2020年)

一週間の平均労働時間

労働時間の長さが影響しているかと思い、労働時間も調べてみました。

労働時間を比較してみると、一週間単位では日本人よりもインド人の方が10時間多く働いていることがわかりました。

一週間の平均労働時間
インド40.8時間
日本30.7時間
*データは平均年間合計時間を52で割ったものです。

インド人の働き方5選

労働条件だけ見ても、インド人の仕事満足度が高い理由は見えてきませんでした…。

そこで次は、インド人がどういうマインドで仕事をしているのか調べてみました。

参考:
8 cultural differences between the US and India (Country Navigator)
5 differences in work culture between India and Europe (Linkedin)
Working with Indian Teams – 7 tips you absolutely need to know (Linkedin)

階層的な組織で働くことを好む

カースト制による身分差別は違法ですが、インド人は階層的な組織の方が働きやすいと感じています。

インド人が階層的な組織で働くことを好む理由は、次の2つです。

  • 階層的なシステムは、努力すれば上に上がれるから
  • すべての人がフラットだと物事が決まらない、と思っているから

インド人は「上司の意見を批判することは時間の無駄」だと思っています。

自分の意見が上司と違うときは、公の場では自分の意見は言わないそうです。

日本でも状況によっては、上司の意見に批判するより上司の意見に従っておく方が楽な場合もありますよね…。

個人で物事を決めるのを好まない

インド人は、自分の判断で物事を決めるのを好みません。

重要な決定事項は、必ず上司、同僚、(時には占い師)に意見を聞いてから判断します。

いくら自分の考えが正しいと思っても、多数派に逆らうのは難しいと感じているからです。

日本人も、個人で物事を決めることはあまり得意ではないように感じます。

でも、これは「無責任体質」と批判されることも多いです。

個人主義的な欧米人からすると批判的に受け取られますが、そもそも日本人はインド人と同じく、個人で何か決めるのは好まないようにも思います。

インド人のように「多数派に逆らうのが難しいのは、人間社会の常識だ」くらいに思っている方が、余計なプレッシャーやストレスを感じずにいられるかもしれません。

仕事は「目標」よりも「人間関係」重視

欧米では、目標やタスクが最優先。

いかに早く利益を達成できるかということを重要視します。

欧米企業では、常に「ゴール」に近づくには何が必要かを考え、組織を作り、一人一人の役割が与えられます。

一方インドでは、人間関係の方が重視されます。

意思決定を行うために、いかに階層的な組織を作るかの方が重要です。

そして、何か判断が必要な時は、決定権限のある人にまで話を上げていかないと物事は決まりません。

意思決定にも時間がかかり、決定が下るのに何日もかかることも(これも日本に似ていますね)。

欧米人とインド人ではビジネスで重視するものが違うので、欧米の人からするとインド人の働き方は非常に非効率的に映るようです。

時間に追われた働き方をしない

日本人も欧米人も、タスク優先で仕事をしているので、常に締め切りに追われながら毎日必死に働いています。

一方インド人は、締め切りがあっても、あくせくしない傾向があります。

そもそも、インフラの不備などにより日々想定外の事態がいろいろ起こるので、前もって計画しても思い通りに行かないことが多いのです。

インド人の多くは、スローペースで生活しています。

15分の休憩も20分取ったり、2週間の休みを途中で3週間に変更したりすることも。

そんなわけでトラブルは発生するわけですが、インド人は想定外のことを対処する能力に長けているようで…。

人口も多いので、たいていのことは何とかなる(?)らしいです。

今の日本人は、気持ちに余裕がなさすぎるのかもしれませんね…。

パーソナルスペースという概念がない

インド人のあいだには「パーソナルスペース」の概念がありません。

(パーソナルスペースとは、他人にぐいぐい入ってこられると不快と感じる空間のこと。)

パーソナルスペースの概念がないので、個人的なことに踏み込んできたり、予定もしていないのにいきなり友人が部屋に来ることも。

パーソナルスペースは他人との間に線を引くので、プライベート空間を保つのに役立ちますが、一方でグイグイプライベート空間に入ってこられることで、否が応でも人間関係が濃くなります。

今の日本は「孤立」が社会問題になっていますが、昔の日本は「血縁」「地縁」「社縁」によるつながりが強かったと聞きます。

そういったつながりが弱くなり「楽になった」と感じることもあると思いますが、一方で個人主義的な働きを求められることで、「一人で決められないけど、決めないと…」と仕事がしんどく感じるのかもしれません。

私が「インド人と働くのは大変」と感じたこと

インド人の働き方を見ていると、日本人と考え方が似ている点もあるように感じました。

さて、そんなインド人ですが、私も外資系企業で働いていた時、インド人と働く機会は何度かありました。

インドの方は皆非常に親切な方ばかりだったので、働いていて苦労したことはほとんどありません。

ただ、私がインド人と一緒に仕事をして一番大変だったのは…

「インド人英語が聞き取れない」コトでした。

日本人の英語も独特のクセがあるのは承知していますが、インド人の英語も独特のアクセントがある上、超高速スピードで話すから聞き取るのが大変。

一生懸命聞きとろうと努力しましたが、いまだにきちんと聞き取る自信はありません…。

そんな私が、対処法としてやっていたのは以下です。

  • 話の内容は、議事録を読んで理解する
  • 会議に参加している他の参加者(日本人やアメリカ人)にこっそり「インド人の英語は聞き取れなくて…」と言っておく
  • 会話はチャットで済ます

英語力をある程度上げても、インド人英語には慣れず…。

上記の方法で一番のオススメは、「会話は極力チャットで済ます」です(笑)

「仕事の満足度」を上げるのに必要なものは、何だろう

インド人の働き方を見ていると、次の2つがキーワードのような気がしてきました。

  • 人間関係
  • せかせかしない

重要な決定をするときは自分一人で決めずに周りと相談して決めますが、それによって個人のプレシャーがそこまで高くならないのかもしれないと感じました。

ただ、仕事のプレッシャーが少ない最大の理由は「あくせくしない」ことのように感じます。

私たちは欧米スタイルで「タスク重視」「目標重視」で仕事をしています。

その場合、必要なのは「仕事のスピード感」。

日本は「タスク優先」で働くことを求められるので、常に何かに追われて生活するのはやむを得ないかもしれません…。

ただ、「いざとなればなんとかなる」的な発想と、時間に対するゆとり、困ったら上司や同僚をもっと頼ってみると、「月曜日がしんどさ」は多少は減るかもしれません。

また、同じタスク優先の国でも、スウェーデンのように適度にコーヒーブレイクを取りながら効率的に働いている国もあります。

海外の働き方を参考に、可能な範囲でストレスやプレッシャーを減らす工夫をしてみてくださいね。

おわりに

この記事では、インド人の働き方について紹介しました。

世界中にはいろんなワークスタイルがあります。仕事がツライと感じていたら、海外の働き方もぜひ参考にしてみてください。

「可能な範囲で変えてみたけど、これ以上変わらない」ときは、外資系企業で働くのも一つの方法です。いろんな働き方を試してみてくださいね!

外資系企業の求人情報を知りたい方は、下記の記事も参考にどうぞ。

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