外国人と話すのが怖くて逃げてしまう方へ【思考の違いを理解すれば大丈夫】

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海外の人とは、どうやって会話すればいいでしょうか。
慣れてなくて、怖いです。

この記事では、このような悩みにお答えします。

本記事の内容

  • 「海外の人の考え方が分からない」と感じる理由
  • 海外の人と話すときの良い方法

私は外資系企業で働いていたとき、世界各国の人と会話する機会が多くありました。

英語で会話するのも大変でしたが、それ以上に大変だったのは、海外の人の思考法がイマイチ理解できなかったこと

『異文化コミュニケーション』、あなどるなかれ。

海外の人とガッツリ仕事するなら、「英語よりも『異文化コミュニケーション術』の方が大事!」と言い切っていいほど、異文化を理解するのは非常に大事でした。

この記事では、日本人と外国人のコミュニケーションスタイルの違いを紹介しつつ、海外の人とのコミュニケーションのコツもお伝えします。

外資系企業で働いてみたいと思っている方は、知っておいて損はないですよ!

今回参考にした本

目次

文化によって異なるコミュニケーションスタイル

「海外の人は何を考えているのか分からない。」

このセリフ、よく聞きますよね。

こう思っているからこそ、『ここがヘンだよ日本人』的な番組も存在するわけで…。

なぜ「日本人と海外の人は考え方が違う」と感じるのか、詳しく見ていきましょう。

海外の人とのコミュニケーションは難しい…

「ハイコンテクスト」と「ローコンテクスト」という言葉を聞いたことがありますか?

『空気を読んで理解する』日本は、ハイコンテクストな国で、

『シンプルで明快に伝える』アメリカは、ローコンテクストな国と呼ばれています。

確かにアメリカとは、会話のスタイルが違うかもなぁ。

コミュニケーションスタイルを「ハイコンテクスト」「ローコンテクスト」に分けて一覧にしたのが、下記のマップです。

コミュニケーションマップ

「コミュニケーション」の各国分布『異文化理解力』より

アメリカはもっともローコンテクストな国で、日本はもっともハイコンテクストな国に分類されていますね。

それほど、日米間には会話のスタイルにギャップがあるということ。

この表を見て分かるのは、

  • アングロサクソン系(イギリス、アメリカなど)は、ローコンテクストに位置している
  • ロマンス語系(イタリア、スペイン、フランスなど)は、真ん中あたり
  • アジアやアフリカ(日本、韓国、インドなど)は、ハイコンテクスト側に位置している

ということ。

「英語を話す」といっても、「話し方」はいろいろあるってコトですね。

コミュニケーションスタイルの特徴

では、「ハイコンテクスト」「ローコンテクスト」とは具体的にどういった特徴があるのか紹介しましょう。

「ハイコンテクスト」とは

「ハイコンテクスト」な国といえば、日本。

コミュニケーションには、次のような特徴があります。

ハイコンテクストの特徴

  • 良いコミュニケーションとは、繊細で、含みがあり、多層的なものである
  • メッセージは行間で伝え、行間で受け取る
  • ほのめかして伝えられることが多く、はっきりと口にすることはない

まさにその通り。『空気を読む』ことが必要だよね。

ビジネスの場面でも、ハッキリとNOとは言いません。

「ちょっと検討させていただきます」と返答することも多いのでは?

日本人だと、そのニュアンスで「たぶん無理そうだな」と理解します。

一方アメリカ人だと、額面通りに受け取って「今日のプレゼンはうまくいった」と理解することも。

そりゃそうですよね、「検討する」って言ってるんですから『前向きな姿勢』だと思いますよね。

(日本人、ムズカシイ…。)

「ローコンテクスト」とは

一方、「ローコンテクスト」の代表的な国はアメリカ。

コミュニケーションには、次のような特徴があります。

ローコンテクストの特徴

  • 良いコミュニケーションとは、シンプルで、明快なものである
  • メッセージは額面通りに伝え、額面通りに受け取る
  • コミュニケーションを明確にするためならば、繰り返しも歓迎される

ハッキリ言ってくれるので分かりやすい反面、ハッキリ言わないと伝わらないので面倒なときも…。

日本人は「世界一面倒くさい」かも…

ハイコンテクストな文化圏の人(例えば日本人)は、ローコンテクストの人(たとえばアメリカ人)と話をしていると、

「そんなこと、いちいち言わなくてもいいのに!」

「そんなこと、言わなくたってみんな知ってるわよ!」

と感じる場面もあります。

一方で、ローコンテクストな文化圏の人(アメリカ人など)からすれば、ハイコンテクストな文化圏の人の話し方は次のように感じます。

ハイコンテクストな人の話し方

  • 秘密主義的
  • 透明性に欠ける
  • 非効率なコミュニケーションスタイル

私が働いていた某外資系企業では、全世界の人が受ける社員研修の中に『異文化理解』がありました。

そのくらい、異文化理解は重要というわけですが、

その研修の中で「Japan には、”ホンネとタテマエ” というカルチャーがある」と紹介されていました(笑)

アメリカ人からすれば、

「なんだよ、”ホンエとタテマエ”って!水くさいなぁ、ハッキリ言ってくれよ」と思うことでしょう。

先ほど紹介したマップでも一番右に位置する日本は、最もハイコンテクストな国。

世界的に見たら、日本は最も「ハッキリ言わない」国といえるかもしれませんね。

海外の人からしたら、日本人は一番「面倒くさい」かも。

なぜコミュニケーションスタイルが違うのか

そもそも、なぜこのようなコミュニケーションスタイルの違いがあるのでしょう。

『異文化理解力』によれば、ハイコンテクストな文化圏が作られた理由として、次の点を指摘しています。

(日本を想像して読んでみると、納得できるかと。)

  • 長い間共有してきた歴史を持っていることが多い
  • 関係性を重視し、人とのつながりというネットワークが代々受け継がれている
  • それにより、メンバー間でコンテクストが共有されていく
  • そうすることで、人々は互いのメッセージをくみ取る能力に長けていった

対照的にアメリカは、次のような特徴を持つ国です。

  • 共有する歴史が数百年しかない
  • 世界各国の移民から成り立っていて、それぞれが別々の歴史、言語、バックグラウンドを持っている

このような歴史的背景から、アメリカ人はメッセージを伝えるときには、

あいまいさや誤解が生じる余地をなくして、できる限りハッキリと明快に伝えなければならない

と学習していったのではないか、と分析されていました。

海外の人とは「ローコンテクスト」で話そう

では、日本人が海外の人と話すときは、どういう点に気をつければよいでしょうか。

答えはズバリ、ローコンテクストで話すことです。

ハイコンテクストな文化圏の人は、少しの努力と訓練で、ローコンテクストな方法でコミュニケーションを図ることができるようになります。

一方、ローコンテクストな文化圏の人が、ハイコンテクストな方法でコミュニケーションをとるのは長い年月と忍耐が必要でしょう。

国ごとの『空気』を学ぶのは至難の業ですし、分かったつもりで話すと大きな誤解につながりかねません。

ローコンテクストで話す7つのコツ

日本人が海外の人とやり取りするときは、次の点を意識してみてください。

  1. できる限り透明で、明確で、具体的に書く
  2. 理由をきちんと説明する
  3. 意見は透明性を保って主張する
  4. 話が終わった後、ポイントをもう一度繰り返すか、ポイントを簡潔にまとめてメールする
  5. 言っていることが100%理解できなかったときは、意味をくみ取ろうとしない
  6. 言っていることが100%理解できなかったときは、「理解できなかった」とハッキリ伝える
  7. 礼儀正しすぎて、曖昧で漠然とした表現にならないようにする

外資系企業で働くときは、ぜひ意識してみてくださいね!

おわりに:海外とやり取りするときは、ハッキリ書こう

この記事では、日本人と外国人とコミュニケーションの違いについて解説しました。

日本人が海外の人とやり取りするときは、シンプルで、明快に伝えることを心がけてみてください。

『異文化理解力』は『The Culture Map』の邦訳ですが、『The Culture Map』は Amazon で★4.5が付いていて、2600以上のレビューが付くほどのベストセラー。

つまり海外の人も異文化理解に悩んでいるということ。

互いの文化を違いを理解して、海外の人と楽しくコミュニケーションを取っていきましょう!


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