上司が外国人だとしんどい?|日本人上司との違い【外資系企業で働く】

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外資系企業で上司が外国人だと、しんどいですか?

外資系企業の場合、上司が日本人とは限りません。

私は外資系で10年以上働いてきましたが、キャリアの前半は日本人の上司でしたが、キャリアの後半は海外の上司でした。

日本人上司と比べると、良かった点もあれば、大変だった点もありました。

もちろん、会話が英語っていうのは、大変だった点の一つですけどね。

この記事では「上司が外国人というのは、何となく怖い」と思っている方に向けて、私の経験を踏まえながら「大変だった面、良かった面」を紹介します。

上司が外国人であろうと、そんなにビビらなくて大丈夫ですよ。

外資系企業で働こうか検討中の方の参考になれば、うれしいです。

▼参考文献

マイク・コリー『もし「ガイジン」が上司になったら』ディスカバー・トゥエンティワン

目次

上司が外国人で大変なこと

さっそく私が感じた「上司が外国人で大変だったこと」を紹介します。

英語で会話

当然ですが日本語が通じないので、会話は英語です。

帰国子女や英語が得意な人なら問題はありませんが、大半の人はそうではありません。

「思うように言いたいことが言えない」ストレスに、必ず直面します。

やっぱり、これが一番のストレス。

例えば、こんな場合。

  • 数字を使って、細かい説明をしないといけないとき
  • 英訳するのが難しい表現があるとき
  • オブラートに包んで言いたいような話があるとき

数字を使って、細かい説明をしないといけないとき

上司に報告するときに、必ず使うのが数字

この「数字」が、結構厄介…。

数字?

ご存じのように、日本語と英語では桁の取り方が違いますよね。

日本語は4桁で、英語は3桁で単位が変わってきます。

頭が混乱してくるのは、10,000 あたりから。

1000one thousand
10000ten thousand
100000one hundred thousand
1000000one million
10000000ten million

とっさに「日本語の単位⇒英語の単位」に変換するのって、結構むずかしいんですよ!

英会話スクールでも、ほとんど練習することないし…。

英語で「今期の売上はどの程度の見込み?」などと突然聞かれると、日本語ではパッと頭に出てくるのに、それを英語にしようとすると出てこない。

とっさに紙に数字を書いて、カンマを振って、英語に直して…。

情けないくらいアタフタしていました。

重要な数字は、英語で何て言うか、事前にメモしておくといいですよ。

英訳するのが難しい表現があるとき

英語が苦手な人ほど、日本語で文章を考えてから英語に訳します。

(それ、私です…。)

ただ、英訳しようとしても時々いい表現が思い浮かばないときも。

特に感情を表現したいとき日本語では当たり前すぎる表現ほど、英訳が難しかったりします。

下記の動画でも「日本語では当たり前なのに英語にはない言葉がある」と言っていますが、ホントその通り。

実際に英語で話をしていると、英語にはない単語があるコトに気づきますね…。

オブラートに包んで言いたいような話があるとき

ネガティブな話をするとき、日本人同士ではオブラートに包んで表現することはありませんか?

たとえば、お断りせざるを得ない取引先がいたとして、

「あの会社の担当者の方は、ホント誠実な対応してくれて、うちとしても非常に感謝しているんですよ」

といった表現。

日本人はでもお断りせざるを得なかったんだよね…」という意味があるのを薄々感じ取ります。

でも、外国人は100%言葉どおりに受け取り、「いい取引先と仕事ができて、ラッキーだね!!」とポジティブに受け取ります。

これは「ハイコンテクスト・ローコンテクストの違い」によるものです。

上司に何かネガティブなことを報告するときは、日本語のノリで説明すると正しく伝わらない場合があるので要注意です。

ハイコンテクスト・ローコンテクストについては下記の記事で紹介しています。興味があれば参考にしてください。

日本の独特な商習慣を説明するのが面倒

意外と盲点なのが、日本の独特な商習慣

外国人からすれば「Why Japanese People!?」なので、毎回説明しないといけません。

たとえば、稟議

日本企業で働く人なら、誰もが一度は聞いたことがあるでしょう。

「稟議書」と聞いても何の違和感もありません。

ただ、これは日本独特のシステムです。

外国人の上司に「そういえばあの件、どうなった?」と聞かれて「今、稟議にまわっているそうです」といったところで、「What is “Ringi” ?(稟議って何?)」「When will it be approved?(いつ承認が下りるのか?)」など、あれこれ突っ込まれることでしょう。

「承認が下りるのにけっこう時間がかかる」と伝えれば、「What’s taking so long?」(何にそんなに時間がかかっているのか)とか、「こちらから何かサポートできることはないのか?」などと、質問やら、よく分からない提案攻撃やらを受けます。

何気に面倒…。

外国人上司のメリット

上司が外国人だと面倒な面も多いのですが、メリットもありました。

あっさり言えば、次の2つ。

上司が外国人で良かったこと

  • 最低限の会話で済む
  • サッパリしている

最低限の会話で済む

上司が外国人の場合、最低限の会話で済むことが多いです。

外資系企業の場合、上司が同じオフィスにいるとも限りませんからね。

私の上司も海外にいたので、必要な時しか会話しませんでした。

1on1 ミーティングで話すか、急ぎの場合はチャット。

また、外資系企業には「飲みにケーション」文化もないので、仕事が終わって上司と飲みに行くこともありません。

イヤな上司だとしても、日本企業で働くのと違って最低限の会話で済むのはメリット。

サッパリしている

これは私の印象ですが、

  • 日本の上司は、よく言えば面倒見がいい、悪く言えばウザイ。
  • 海外の上司は、よく言えばサッパリ、悪く言えば放置。

特に上司が海外にいる場合は、「放置」されやすいのは仕方ないかと思います。

ただ同じオフィスにいたとしても、外資系企業では一人一人の仕事が明確なこともあり、上司があれこれ口出ししてこないです。

やることさえやっててくれれば、OKなので。

私も海外に部下がいたこともありましたが、やることさえやってくれていればよくて、別に何も言うことないんですよね…。

「何か困ってることがないか」だけ、こまめにフォローしていました。

外国人の上司とうまくやるコツ5つ

以上、私の経験もふまえて「外国人上司のメリット、デメリット」を紹介しました。

もし上司が外国人になったときは、次の点を意識しておくといいかもしれません。

日本の常識は通用しない

日本人の常識は、海外の非常識であることは少なくありません。

日本人の上司だったら何とも思われないことも、外国人の上司になったら予想しない質問を受けることもあります。

「えっ!?」と思う質問や対応をされても、『これが異文化というヤツか…』と楽しめると、強いです。

「NO」を言うときはロジカルに

仕事をしていると、無茶な仕事をやらされることもありますよね。

でも、無茶だと思ったらハッキリとNOと言って大丈夫です。

遠慮することはないですよ。

私も部下にNOを言われたことは、何度もありましたから(笑)

ただ、NOを言うときは数字を使ってロジカルに伝えるのがポイント。

  • どういう方法でやろうとしているか
  • その方法を使うと、何日かかるのか
  • その方法だと、なぜダメないか
  • 何があれば、このシゴトに対応できるか(リソースが必要、予算が必要、など)

「ロジカルに考えて、これ無理だよね」と思わせれば OKです。

それでも「やれ」というなら、それはパワハラです。

不意打ちを食らわせてはいけない

会話する機会が少ないので、久しぶりのミーティングの場で「衝撃の事実」などは伝えないようにしましょう。

大炎上します。

悪いニュースは、分かった段階で早めに伝えておくことをオススメします。

悪い出来事ほど、上司のサポートが必要だったりしますしね。

そういうときは上司の意見を早めに聞いて、手を打つのが賢明です。

期待を持たせる「あいまい表現」には気をつける

あいまいな表現は外国人には伝わらないと思っていた方がいいです。

先ほど例に挙げたように、外国人は言葉通りに受け取ります。

「つまらないものですが」は、「つまらないもの」と理解しますし、「おかげさまで」といったら、「誰のおかげで?」と聞いてきます。

非現実的なゴールを設定されたとき、「できるだけ、頑張ります」などとは言わないようにしましょう。

「できる」と思われてしまいます。

「目標値が高すぎるので、〇〇〇くらいではどうでしょうか」と、自分の本音と代替案を提示してみてください。

日本語のあいまいな表現は弱々しく聞こえることもあるので、英語を話すときは「日本語の特徴」を知っておくといいですよ。

英語力を上げる

最後はやはり、英語力ですね。

語彙が多いほど自分の言いたいことが正確に伝えられるようになりますし、相手の言っていることも理解できます。

もし英語を勉強するなら、日常会話ではなくビジネス英語を学ぶようにしてくださいね。

NHKのラジオビジネス英語から始めてみるのもいいですし、オンライン英会話で学ぶのもいいと思います。

ビジネス英語を学ぶなら、おすすめは『ビズメイツ』です。私はビズメイツを1年半利用しましたが、ビジネスで英語を使うのが怖くなくなりました。

音楽を聴いているだけでは楽器を演奏できるようにならないのと同じで、英語も聴いているだけでは話せるようにはなりません。

英語を話す機会を見つけて、たくさん練習していきましょう。

おわりに:上司とベタベタした付き合いは不要

この記事では、上司が外国人だとしんどいのか、私の経験もふまえて紹介しました。

日本人上司の時には感じない「英語」「異文化理解」のストレスはありますが、一方でドライな関係でいられるので気楽です。

上司に対してイライラすることが多かったら、海外の上司と働いてみては?

上司のストレスに耐え続けたところで何にも見返りがないのであれば、環境を変えてみましょう。

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