失敗しない中国語翻訳の依頼方法【翻訳会社の探し方】

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中国と取引する企業は年々増加しています。

ただ、中国語に翻訳するために翻訳会社を探そうとしても、どのような基準で翻訳会社を選んだらいいか悩みますよね。

この記事では、外資系企業で10年以上働き中国語の文書を多数扱ってきた私が、実際に翻訳会社に依頼した経験をふまえて、中国語翻訳の依頼方法や、発注するときの注意点を紹介します。

目次

中国語翻訳の費用相場

中国語→日本語、日本語→中国語の翻訳費用は、1文字あたり10円~20円です。

翻訳単価は、翻訳する文書の内容によって異なります。専門的な文書ではなければ比較的安く翻訳できますが、高い専門性が求められる文書は、翻訳単価も高くなります。

中国語翻訳にかかる費用

実際の翻訳にかかる費用は、以下のとおり。

翻訳費用
(文字数単価)
翻訳費用は、文字数で決まります。
校閲・レビュー費用(時間単価)翻訳したものを第三者が誤訳がないかチェックしたり、ネイティブチェックする場合は、レビュー費用が発生します。

費用は文字数で算出されることもありますが、少量の場合は時間単価が適用されることが多いです。
DTP(レイアウト調整)別の言語に翻訳すると、レイアウトが崩れてしまうことが多いです。レイアウトの調整も依頼する場合は、レイアウト調整費用が発生します。

また、文書中に図や画像が含まれていて、その中の文字も翻訳したい場合は、文字を抽出して翻訳し、翻訳した文言を図や画像に埋め込む処理を行います。

その場合、処理作業費用も発生します。
ミニマムチャージ文字数が少量の場合は、ミニマムチャージが発生することが多いです。
何文字からミニマムチャージが発生するかは、翻訳会社によって異なります。

翻訳費用の算出例

Word の文書で 中→日翻訳 3000 文字の文書を翻訳する場合、このような見積もりが送られてきます。

※単価は仮の数値です。

内訳単価数量費用
翻訳費用13円/文字3,000文字39,000円
チェック費用4円/文字3,000文字12,000円
DTP費用1000円/ページ4ページ4,000円
合計55,000円

無料の翻訳ツールではダメなのか

最近は Google 翻訳や DeepL といった、無料の翻訳ツールを使っている人も多いと思います。

「翻訳するのに無料の翻訳ツールを使っても問題ないか」と聞かれたら、私の結論は「モノによる」です。

社内の議事録や重要度の低い文書を社内で使用する目的で翻訳したいなら、無料の翻訳ツールで十分です。無料の翻訳ツールの精度は、私の感覚でいうと80%~90%近くは正確です。

しかし、100%正確ではありません

100%の正確性を求めるなら、やはり翻訳会社に依頼する方が安全だと思います。

機械翻訳を使うと安くなる

Google 翻訳や DeepL のサービスの軸となる機械翻訳技術は、日々進化しています。

昨今、翻訳会社では翻訳支援ツール(CATツール)と機械翻訳技術を組み合わせて、大量の文書を一気に翻訳するサービスも提供しています。

しかし、「翻訳支援ツール(CATツール)+機械翻訳技術」にはメリットとデメリットがあります。

機械翻訳を利用するメリットは?

人間が翻訳するよりスピーディに翻訳でき、コストも抑えられます。

機械翻訳を利用するデメリットは?

自然な文章に翻訳してくれる反面、誤訳があっても見つけづらく、結局人間が一からチェックしなければならない場合があります。その場合、コスト増になります。

また、少量の文書ではコスト削減の効果は期待できません。

IT系のオンラインヘルプのように多少日本語の表現に違和感があってもあまり気にならないコンテンツであれば、効果は期待できます。

しかし、高度に正確性を求められる文書や、クリエイティブ性の高い文書(キャッチフレーズや、訴求効果を求める文書など)には使うべきではありません。

このあたりについては、翻訳会社に相談してみるのがおすすめです。

フリーランス翻訳者を使うと安くなる

翻訳会社に依頼するよりフリーランス翻訳者に依頼する方が、費用を抑えられます。

しかし、フリーランス翻訳者を使う場合にもメリット・デメリットがあります。

フリーランスの翻訳者を使うメリット

翻訳会社に依頼するより費用が安い場合が多いので、コストを抑えられます。また翻訳者が誰かが分かるので、依頼する前に実績や経歴を確認できます。

フリーランスの翻訳者を使うデメリット

第三者チェックを依頼したい場合、フリーランス翻訳者は対応できません。また、フリーランス翻訳者を探すのに時間がかかるうえ、どんな翻訳者なのか発注してみないと分からないリスクがあります。

急いで翻訳したいとき、あるいは大量の文書を翻訳したいときは、フリーランスの翻訳者よりも費用は少し高くなりますが翻訳会社に依頼する方が安心です。

フリーランス翻訳者の多くは翻訳会社にも登録しています。

翻訳会社は、案件に応じてベストな翻訳者をすぐに探し出してくれますので、急いで翻訳したい人は翻訳会社に相談する方がよいでしょう。

中国語の翻訳依頼で失敗しないために

最後に、中国語の翻訳依頼をする際の注意点を紹介します。

目的によって、チェック(校閲)方法は変えた方がいい

翻訳費用にチェック費用が含まれている場合もありますが、もしチェック工程が含まれていない場合(翻訳のみの場合)は、チェック(校閲)も依頼した方が安全です。

チェックといっても、さまざまなチェック方法があります。

  • 誤訳、タイポのチェック
  • ネイティブによるチェック
  • 専門家によるチェック

チェックは多いほど安心ですが費用もかかりますので、バランスが重要です。

チェック方法によって費用は異なりますので、詳しくは翻訳会社にご確認ください。

フリーランス翻訳者に依頼する際は、プロフィールをよく確認する

フリーランス翻訳者に依頼する際は、プロフィールをよく確認するようにしましょう。

あまりにも多種多様な翻訳を扱っている翻訳者は、専門性がないとも言えます。

翻訳者の専門分野は確認するようにしてください。

日本語能力検定1級(N1)は、あまり信用しない方がいい

日本語能力検定1級(N1) でも、日本語ネイティブ並みの日本語ではありません。

日本語能力検定の中では最高レベルですが、N1の日本語レベルは実際にはそこまで高くはありません。

中国人のフリーランス翻訳者で日本滞在歴が少ない場合は、中日翻訳ではなく、日中翻訳を依頼する方が無難です。

安すぎるのは、要注意

あまりにも安すぎる単価の場合は、注意しましょう。

単価の低い理由として考えられるのは、以下のとおり。

  • 一部機械翻訳を利用している
  • 経験が浅い
  • 専門性が低い

フリーランス翻訳者を初めて利用するなら、翻訳経験が最低でも5年以上ある人に依頼してみるとよいでしょう。

翻訳会社に依頼する際は、専門分野を確認する

翻訳会社はたくさんありますが、大手の翻訳者であっても得意分野は異なります。

多く翻訳会社は下記のいずれかの分野に特化していることが多いです。

  • IT翻訳
  • 特許翻訳
  • 医療翻訳
  • 金融系翻訳
  • 法律翻訳
  • 映像翻訳

一般的なビジネス文書であれば、どこでも対応してくれます。

クリエイティブな翻訳は、追加費用がかかる場合も

単に翻訳するだけでなく、日本の消費者に受け入れられるような表現にしてほしいといった、クリエイティブさを求める場合は、別途費用がかかります。

中国と日本では価値観や好みが大きく異なるように、「日本の文書」をそのまま中国に輸出してもうまくいきません。

単に中国語にするだけでなく「中国の消費者に受け入れられるような文言に変えてほしい」といったリクエストは、翻訳会社では対応できない場合もあるのでご留意ください。

この場合は、翻訳した後に現地のマーケティング企業に別途依頼する方がよいかもしれません。

少量翻訳はミニマムチャージが発生する

少量翻訳の場合、たいていミニマムチャージが発生します。

何文字からミニマムチャージが発生するかは、翻訳会社によって異なりますので、見積依頼時にご確認ください。

翻訳会社選びに迷ったら、一括見積がおすすめ

翻訳を依頼したくても、いちいち翻訳会社に問い合わせするのは面倒…。

その場合は、翻訳会社に無料で一括見積を出せるサービス『EMEAO!』を使うと便利です。

要望に即した業者8社を厳選し、無料で一括見積してくれます。

『EMEAO!』に登録されている、中国語翻訳に対応可能な翻訳会社は 26 社 (2022年9月時点)。

出典:EMEAO!

業界大手の翻訳会社も複数社登録されているので、翻訳会社選びに迷ったらぜひ一度利用してみてください。

おわりに

この記事では、中国語翻訳を依頼する際の注意点を解説しました。

最後に注意点だけおさらいします。

翻訳を依頼をする際の注意点
  • 目的によって、チェック(校閲)方法は変えた方がいい
  • フリーランス翻訳者に依頼する際は、プロフィールをよく確認する
  • 日本語能力検定1級(N1)は、あまり信用しない方がい
  • 安すぎるのは、要注意
  • 翻訳会社に依頼する際は、専門分野を確認する
  • クリエイティブな翻訳は、追加費用がかかる場合も
  • 少量翻訳はミニマムチャージが発生する

「いろいろ考えるのは面倒だな」と思ったら、翻訳会社に相談するのが一番。

翻訳会社を探すときは、今回紹介した『EMEAO!』のような見積一括サービスを利用すると便利です。

以上、参考になればうれしいです。


中国語を本格的に勉強してみたい人は、下記の記事も参考にどうぞ。

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