この記事では、MOS Word エキスパートに合格する方法を紹介します。
仕事をしている人なら、誰もが使う Wordと Excel。
でも、どんな機能があるのかよく分からないまま使い続けている人が大半ではないでしょうか…?
MOS Word (エキスパート)は、上級レベルのWord スキルを証明する資格です。
上級レベルといっても、そんなに難易度は高くないので、ITが苦手な方でも十分合格可能な資格です。

Word スキルを身につけたい方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!


- MOS Expert (Word) 満点合格 (1000点, 2013年)
- 学習期間:2週間程度
MOS Word エキスパート (上級) 試験概要


試験名 | Word 2019 エキスパート(上級) |
試験日 | ・全国一斉試験:毎月1回~2回 ・随時試験:最寄りの試験会場で受験できる |
試験の形態 | コンピュータを使った実技試験 |
受験料 | 一般:12,980円 (税込) 学生:10,780円 (税込) ※学生証の提示が必要 |
試験時間 | 50分 |
合格点 | 非公開(1000点満点で550点~850点の範囲が目安) |
合格率 | 非公開 |
難易度 | 低 |
申込方法 | 公式サイトを参照 |
レベルについて
MOS Word 資格には「一般レベル」と「上級レベル(エキスパート)の2つのレベルがあります。
「一般」と「上級」レベルの違いは、以下のとおり。
文字サイズやフォントの変更、表の作成・編集、作成した文書の印刷など、Wordでの基本的な編集機能を理解している方
スタイル機能や目次・索引作成などの長文機能、他のアプリケーションソフトからのデータ取り込みなど、Wordでの高度な機能を理解している方



細かい機能を知っているかどうかの違いです。
上級といっても、参考書を読んで機能を確認しておけば合格できます。
出題範囲
MOS Word エキスパートの出題範囲は、次のとおりです。
文書のオプションと設定の管理 | 文書とテンプレートを管理する 共同作業用に文書を準備する 言語オプションを使用する、設定する |
高度な編集機能や書式設定機能の利用 | 文書のコンテンツを検索する、置換する、貼り付ける 段落レイアウトのオプションを設定する スタイルを作成する、管理する |
ユーザー設定のドキュメント要素の作成 | 文書パーツを作成する、変更する ユーザー設定のデザイン要素を作成する 索引を作成する、管理する 図表一覧を作成する、管理する |
高度なWord機能の利用 | フォーム、フィールド、コントロールを管理する マクロを作成する、変更する 差し込み印刷を行う |



参考書を読みながら、これらの機能をWordを使って一つずつ確認しましょう。
合格に必要な勉強時間


合格に必要な勉強時間は、約2週間~1カ月程度です。
下記で紹介するテキストを最後まで読み、Word の各種機能を確認したら、テキスト付属の模擬試験を解いてみましょう。
正答率が 80~90 %程度になったら試験に申し込んでみてください。
MOS Word エキスパート資格は、こんな方におすすめ


MOS Word エキスパート資格は、以下のような方におすすめです。
初めて事務の仕事を始める方
ほとんどの事務職では、Word と Excel のスキルが求められます。
初めて事務職に応募する方は、Word と Excel の基本操作を理解しておきましょう。
派遣登録を検討している方
MOS Word エキスパートは、派遣会社への登録を検討している方にもおすすめです。
派遣会社に登録するとき、どこの派遣会社でも必ず「Word / Excel」のスキルについて確認します。事務系職種を希望している方は、Word エキスパートを取得しておくと有利です。
契約書など書類作成業務を担当する方
Word を使って契約書など書類を作成することが多い方にもおすすめです。
Word の機能を知らずに悪戦苦闘している人を見かけますが、その時間、もったいないです。
Word で細かい設定が必要な文書を作成している方は、Word エキスパート(上級)の内容を一通り理解しておくと、仕事の生産性が上がります。
MOS Word エキスパート合格に必要なもの


MOS Word エキスパート合格に必要なものは、次の2つだけ。
- Word ソフト(最新版がおすすめ)
- 参考書
Word のソフト
試験で使用できるWordのバージョンは、次の3つ。
これらのバージョンの Word をすでにお持ちであれば、別途購入の必要はありません。
- Word 2019
- Word 2016
- Word 2013
「パソコンは持っているけれど、Word はインストールしていない」という方は、Word 単品を購入するか、Office を購入しましょう。
Microsoft 365 Personal | ¥12,984/年 |
Microsoft 365 Personal | ¥1,284/月 |
Office Personal 2021 | ¥32,784 |
Word 2019 | ¥17,904 |



どれを選べばいいの?


自宅で Word や Excel をほとんど使わない方なら、月額払いの「Microsoft 365 Personal」で十分。月額 1,284円ですから、勉強に 2~3ヶ月かかったとしてもそこまで費用はかかりません。
年額払いを検討している方は「1カ月間無料で試す」をクリックして、1カ月間無料で使ってみましょう。クレジットカードが必要になりますが、1 か月無料で使えますのでお得です。
買い切り型の Microsoft 365 Personal には、下記の製品が含まれています。
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Outlook
- OneNote
- Access (Windows PCのみ)
Office Personal 2021 は買い切り型のタイプで、下記の3製品が含まれています。
- Word
- Excel
- Outlook



私が自宅で使っているのは Office Personal。自宅で使うなら、Word, Excel, Outlook の3つで十分かな…。
Word 2019
参考書
参考書は下記の1冊だけで十分です。
この参考書を一通り読みながら、画面のどこにどんな機能があるのか Word で一つ一つ確認してください。


私が試験のためにやったことは、参考書に載っている機能を word で確認しただけです。
参考書を最後まで見たあとに模擬問題を解き、正答率8割を超えた時点で申し込みました。
【派遣社員必見】合格するとお祝い金が貰える派遣会社(一例)


ちなみに MOS Word エキスパートに合格すると、お祝い金が貰える派遣会社もあります。



下記の派遣会社で働いている方は、お祝い金をゲットしましょう!
スタッフサービス
- 資格取得応援キャンペーン
- 期間:2023年3月31日まで
- MOS Wordエキスパートに合格すると、25,000円のお祝い金が貰える
- 詳細:スタッフサービス公式サイト
『お祝い金』が貰えるその他の資格については、【派遣しながら資格取得】お祝い金が貰える派遣会社ランキングBEST5 もぜひ参考にしてみてください。


FAQ
- スペシャリストとエキスパート、どちらを受けるべき?
-
Word 初心者の方でもエキスパートを受験可能です。就職や転職で有利に働くのは「エキスパート」の資格ですので、エキスパートの受験を検討してみてください。
- Mac版Office でも受験できますか?
-
Mac版Office の試験はありません。Windows版 Office で試験対策を行うようにしてください。
- 自分のパソコンにインストールされているWordのバージョンが分からない
-
Microsoft の下記のURLでご確認ください。
『使用している Office のバージョンを確認する方法』 - スクールに通う必要はありますか?
-
スクールに通う必要はありません。独学で十分学習可能なレベルです。独学でどうしても分からないときは udemy
等の動画も利用してみましょう。スクールだと何万円もかかりますが、udemy なら1講座2000円程度で学べます。
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おわりに
この記事では、MOS Word エキスパートに合格する方法を紹介しました。
難易度は低いので、ある程度 Word を利用している方なら 2週間程度で合格できます。
エンジニアの人でも、目次の作成方法を知らなかったり、スタイルの使い方が分からないなど、意外と Word の使い方を知らない人もいて、Word の修正作業を頼まれたこともあります。
Word のスキルはどんな会社でも役に立ちますし、Word エキスパート試験で問われるのは「知っているか・知らないか」の話なので、一通り機能を確認しておけば合格できます。興味があればぜひチャレンジしてみてくださいね。
Excel のエキスパート試験では、「簡単なマクロを作成する」スキルが必要です。
マクロが作れると Excel作業を自動化できるので、生産性が爆上がりします。もし興味があれば、【初心者向け】プログラミング未経験でもできるExcelVBA 独学学習法 も参考にどうぞ!


まずは、Word エキスパート試験の合格が最優先ですね。
めざせ合格!