【Microsoft認定資格】PL-900 に一発で合格する学習方法(無料受験方法も解説)

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この記事では、Microsoft の認定資格である『PL-900 (Power Platform)』の学習方法を紹介します。

PL-900 (Power Platform) は、Microsoft の『Power Platform』の基礎知識が問われる試験です。

Power Platform って、何?

私も最初、Power Platform と言われても、さっぱり何のことだか分かりませんでした…。

でも、そのレベルで始めても合格できますので、難易度で言うと入門レベルといえるでしょう。

IT未経験の方でも十分合格できる試験です。

しかも、通常 12,500円の試験を無料で受けられる方法があります。

私も無料受験しました。

プログラミングの知識は一切不要で、1ヶ月程度の学習で合格できる試験なので、IT未経験の方もぜひチャレンジしてみてくださいね。

筆者について
  • 久しぶりに IT 試験に挑戦する、いわゆる中高年
  • PL-900 は、838点で合格
  • 学習期間は 3 週間
試験結果
目次

PL-900 試験概要

下記、ざっと試験の概要をお伝えします。

試験はいつでも受けられます。合格点は700点です (1000点満点)。

試験概要

試験名PL-900 : Microsoft Power Platform 基礎
試験日いつでも受験可能
申込方法ピアソンVUE から申し込む
受験料12,500 円(*無料受験方法は、以下で紹介)
問題数40問前後
試験時間60分
必要な学習期間2週間~1ヶ月
合格点700点

最新の情報は、Microsoft 公式サイトの PL-900 試験のページをご確認ください。

PL-900 試験対策

PL-900 試験は、Microsoft Power Platform Fundamentals のスキルを測る試験です。

この試験に合格するためには、Power Platform の基本的な機能や使い方を理解し、実践的なスキルを身に付けることが必要です。

Power Platform とは

Power Platform とは

Power Platform には、次の4つが含まれます。これらの基礎を学べるのが、PL-900です。

  • Power BI
  • Power Apps
  • Power Automate
  • Power Virtual Agents

PL-900 に合格するためには、以下のことをおすすめします。

無料の学習リソースを利用する

Microsoft が公開しているトレーニングコースを利用することは、非常に有用です。

無料で公開されていますので、それらの学習リソースを一通り読み、理解することで、試験に出題される内容をより深く理解することができます。

実践する

Power Platform を使って、実際にアプリケーションを作成したり、データを統合したりすることで、実践的なスキルを身に付けることができます。

試験に出題される内容を理解するだけでなく、実際に操作することで、試験での問題解決能力も向上させることができます。

試験対策用の資料を利用する

Microsoftでは、以下の試験対策用講座も用意しています。

  • 試験対策
  • Virtual Training Days

無料で受講できますので、ぜひ両方とも受講するようにしてください。

詳細は次の章で解説します。

PL-900 合格に必要な試験対策リソースの紹介

以下、私が試験対策に使用した学習リソースを紹介します。

PL-900については、市販の参考書がないので、オンライン上の学習リソースを活用しましょう。

Microsoft Learn(無料)

Microsoft PL-900 トレーニング

Microsoft Learnは、Microsoftのテクノロジーに関する学習リソースです。

プログラミング言語、開発ツール、クラウドサービスなど、様々なトピックについて学ぶことができます。

Microsoftの資格試験に合格するためのリソースも提供されており、PL-900 に合格するためのリソースは下記のリンクからアクセスできます。

》Microsoft Learn PL-900: Microsoft Power Platform Fundamentals

ボリュームが少ないので、1日で読み終えることができます。まずは、これを一通り読んでみましょう。

PL-900: Microsoft Power Platform Fundamentals 試験対策(無料)

Microsoft では、PL-900 合格のための試験対策ウェビナーも提供しています。

こちらのウェビナーはオンデマンドで視聴できますので、都合の良いときに閲覧できます。

試験対策講座を受けるには、下記のサイトから登録してください(無料)。

》PL-900:Microsoft Power Platform Fundamentals 試験対策

ウェビナーではスライドも提供していますが、このスライド非常に有用です。

このスライドの中には模擬問題も含まれていますので、スライドをダウンロードして何度も復習しましょう。

Microsoft Virtual Training Days (無料)

PL-900 は、Microsoft Virtual Training Days に参加することで無料受験できる資格を得られます。

通常12,500円の受験料が無料になりますので、ぜひ参加するようにしてください。

平日の午後半日を使って行われることが多いですが、一方的に説明を受ける講座で、発言を求められたりすることはありません。とりあえずオンラインになっておけば大丈夫です。

申し込み方法は、この記事の下にある「無料受験する方法」で解説していますので、そちらを参考にしてください。

こちらの講座でもスライドが提供されます。試験対策に有用ですので、必ずダウンロードするようにしてください。

Power Automate アプリケーション (無料)

Power Automate 操作画面

Power Platform の中のいくつかのアプリケーションは、無料で利用できます。

その一つが、Power Automateです。

Windows 11 の場合は Power Automate Desktop は初期状態でインストールされているため、スタート メニューから Power Automate を選択するだけで利用可能です。

Windows 10の場合は、Microsoft のサイト『無償提供の Power Automate Desktop でフローを自動化しよう!』の記事を参考に、アプリをインストールしてください。

自分のPCにインストールして、どんなことができるのか、試しにいくつかワークフローを作成してみましょう。

実際に操作するとイメージが湧くので、試験対策として非常に役立ちます。

YouTubeで「Power Automate」を検索してみると、たくさんの動画が表示されます。気になる動画を見ながら、実際に Power Automate を使ってみてください。

Power BI Desktop アプリケーション(無料)

Power BI Desktop 操作画面

PowerBI Desktop アプリケーションも、無料で利用できるアプリケーションです。

下記のMicrosoftのリンクからダウンロードできます。

Power BI 操作方法 (YouTube)

Power BI も、実際に使ってどんなふうに動くのか確認するのが重要です。

私は下記の動画を見ながら実際に操作して、Power BI の基本を学びました。

非常に分かりやすく、おすすめです!

試験問題だけ解いていても、実際に操作してみないと、イマイチよく分からないことは多いです。

Power BI Desktop は無料で使えますから、ぜひ試してみてください。

Udemy 試験対策模擬問題 (有料)

PL-900には市販の参考書がないため、udemy にある模擬問題集を利用しました。

》絶対合格!Microsoft PL-900 模擬試験問題 ※日本語対応icon

こちらは、使っても使わなくてもどちらでもいいです。

というのも、問題の内容が、上記で紹介した「PL-900: Microsoft Power Platform Fundamentals 試験対策」に載っていたものとほぼ同じだったので…。

ただ、試験慣れするという意味では役立ちました。私は4回くらい解いて、正答率が90%以上になってから受験しました。

確かにこの問題集で合格はしましたが、この問題集だけでは合格は厳しいかもしれません。

実際にアプリを使って理解を深めておかないと合格は難しいように感じました…。

Examtopics.com PL-900 Exam (無料, 英語)

無料で利用できる模擬問題集サイトとして、Examtopics もあります。

》examtopics.com PL-900

ただ、こちらの問題集はやらなくていいです。英語表記のみで日本語で利用できないこと、回答が合っていない場合もあるからです。

こちらの問題をやるなら、上記の udemy の模擬問題集の方がおすすめできます。

途中までやってみましたが、udemy の模擬問題集と重なる部分も多いと感じ、途中でやめました。

PL-900 合格を目指すためのヒントとコツ

実際に PL-900 を受けた経験から、合格を目指すためのヒントとコツを紹介します。

PL-900 試験の出題範囲を理解する

PL-900 の出題範囲は、定期的に更新されます。

私が受験したときも、下記のような情報が掲載されていました(試験内容が更新されるようです)。

受験勉強を始める前に、最新の試験範囲をMicrosoftの公式サイトで確認するようにしましょう。

》Microsoft PL-900 試験について(Microsoft公式サイト)

無料の学習リソースを活用する

最初にお伝えした通り、PL-900 試験向けの市販の参考書はほとんどありません。

ただ、上記で紹介した無料の学習リソースを活用すれば、合格できるだけの知識が得られます。

紙の参考書がないと試験勉強をしづらいですが、この記事で紹介した無料の学習リソースを活用して学習を始めてみてください。

実際にアプリケーションを操作する

この記事で紹介した学習リソースだけでは、合格は難しいかもしれません。

実際の試験では、模擬問題やスライドでは紹介されていないような問題も出題されたからです。その時に役に立つのが、実際にアプリケーションを使って得られた知識です。

実際に Power BI でレポートを作成したり、Power Automate でカンタンな自動化ワークフローを作成してみるだけでも多くの知識が得られるので、ぜひアプリケーションをインストールして、触ってみてください。

試験形式に慣れる

udemy の模擬問題集はやらなくても合格できると思いますが、試験形式に慣れるには役立ちます。

これまで Microsoft のMCP資格を受験したことがない方は、Udemy の模擬問題集を利用してみてもいいかもしれません。

》絶対合格!Microsoft PL-900 模擬試験問題 ※日本語対応 [Udemy]icon

十分な休息をとる

最後に、試験前に十分な休息をとり、ストレスを軽減しましょう。

合格を目指すためには、身体も心も健康であることが重要です。

PL-900 を無料受験する方法

最後に、PL-900 を無料で受験する方法を紹介します。

Microsoft Virtual Training Days 申し込み方法

無料受験の資格を得るには、Microsoft Virtual Training Days で講座受講が必須です(無料)。

PL-900 の試験の無料受験資格を得るには、Microsoft Power Platform Virtual Training Day: Power Platform の基礎に申し込みましょう。

くれぐれも、他の講座を選ばないようにしてくださいね。

申し込み方法は、以下のとおり。

申し込み方法

STEP
Microsoft Virtual Training Days のページを開く
STEP
「Microsoft Power Platform Virtual Training Day: Power Platform の基礎」の日程をチェックする

日程をみて、受講可能か確認します。

STEP
「登録」をクリックして、申し込む

日程の右側に表示された「登録」ボタンをクリックすると、登録画面にジャンプします。

ビジネス用メールアドレスなど、会社情報を記載する箇所がありますが、会社に属していない人は個人のプライベートアドレスや、何かしら情報を入力しておけば大丈夫です。

これで申し込み完了です。

あとは当日になったら、開始直前にログインすれば OK です。

無料受験の申込方法

ここでは、PL-900 試験無料受験の手続きについて解説します。

Microsoft Virtual Training Day を受講すると、後日「ご参加いただき、ありがとうございました」メールが届きます。

メールには「このトレーニングを修了後に、Microsoft Power Platform Fundamentals 認定試験を無料で受験できます。」と書いてあります。

無料受験するための手続き方法は、以下のとおり。

無料受験するための手続き

① メールに記載されている「試験の詳細」をクリックします。

②「試験 PL-900: Microsoft Power Platform 基礎」のページが開きます。「Pearson VUE でスケジュール」をクリックします。

③ マイクロソフトアカウントにサインインします。

④「認定プロファイル」にあなたの個人情報を入力します。

⑤ 画面左側の「試験割引」をクリックします。「Enter an email to check for discounts」のところの「Enter your email」にメールアドレスを入力します。

※「認定プロファイル」に情報が登録されていないとエラーになります。

⑥ しばらくすると verification code が送られてきますので、送られてきた番号を15分以内に入力します。

⑦ パスコード入力後、アカウントの確認画面へ遷移します。割引を受けられるように、イベント申し込みアカウントとマイクロソフトアカウントをリンクすることに 「 Agree  」 (同意)をクリックします。

⑧ 画面上部に 100% 割引が表示されますので、割引の画面下の青色の [Claim] をクリックします。クリックすると「Claimed」になります。

⑨ 画面下部の「Schedule exam」をクリックします。

⑩ ピアソン VUE の画面に移動します。

あとは希望の日時を選んで予約しましょう。最後の支払金額が 「 0 」となっているか確認し、予約を完了してください。

あとは、試験当日に向けて勉強をするのみです。

万全の体調でのぞみましょう!

自宅からでも受験できるようですが、ネットの情報を見ると、試験直前に環境設定が上手くいかず慌てるケースが多いようです…。近くに受験会場があるなら、試験会場で受験する方が安心です。

おわりに

この記事では、PL-900 の試験対策について解説しました。

Power Automate を使うと日常業務の自動化ができますし、Power BI を使えば会社のデータ分析に役立つレポートがカンタンに作成できます。

試験勉強をしながら、ぜひMicrosoftの便利なツールを仕事に活用してみてくださいね。

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