
初めて中国語を勉強します。
どんな勉強をする必要があるのかな?
この記事では、初めて中国語を勉強する人に向けて『中国語を勉強するなら避けては通れないこと』を紹介します。
中国語に限らず、語学習得って長い戦いですよね…。
私は中国語学習を10年以上、途中休み休みで続けていますが、ある程度中国語ができるようになるまでは、次の5つを継続的にやっていました。
- 漢字練習
- 発音を覚える
- 単語の暗記
- 読む練習
- 会話練習
英語と違って、中国語は見ただけで何となく理解できるものも多いので、単語の暗記はちょっと楽です。
漢字に慣れている日本人にとっては中国語の「読み書き」はかなり楽なので、他の外国語よりも敷居は低いです。
しかし、発音は完全に異なりますので、ゼロから覚える必要があります。
「学生時代、英語の単語が全然覚えられなかった…」と語学にトラウマを抱えている方でも、中国語ならもう少し楽に単語を覚えられますよ。



まずは中国語の勉強を少し始めてみて、自分自身で難易度をチェックしてみましょう~。
参考書を入手しよう


中国語の勉強を始めるなら、何かしら参考書を入手しましょう。
書店にたくさんの参考書がありますが、個人的にオススメなのは下記の参考書です。
本も大きめサイズなので、見やすいですよ。書店にあったら、パラパラとめくってみて良さそうだったら利用してみてください。


ほかに良さそうな参考書があれば、そちらを使ってみてももちろんOKです。
あなたの直感で「使いやすそう」な参考書を選んでみてください。
簡体字を書く練習をする


中国語学習で欠かせないのが、漢字練習です。



日本の漢字を知っているだけでは、ダメですか?
残念ながら、日本の漢字と中国の漢字はかなり違うので、一から覚える必要があります。
中国大陸で使われているのは「簡体字」と言いますが、「かなりシンプルになった漢字」と覚えておいてください。
同じ漢字を使うときもありますが(例:「学校」は中国語でも「学校」)、違う漢字を使う方が多いです(例:「図書館」を中国語で書くと「图书馆」)。
ただ、「图书馆」と「図書館」、何となく似てますよね。そういう意味では、中国語の漢字を覚えるのは英単語を覚えるよりもカンタンだと思います。
漢字(簡体字)を見て、同じように書いてみる
中国語の「簡体字」に慣れるには、とにかく「書く」に限ります。アナログな方法ですが、やはり手で書いて練習するのが一番です。
何から練習したらわからないときは、参考書の本文を丸写ししてみましょう。
3回くらい書いてみると、簡体字にも慣れてきますよ。ノートにひたすら、簡体字の漢字を書いていく練習をしてみてください。



私も最初のころは、学校のテキストを何度も写して簡体字の練習をしていました。
書き順は日本と違う場合もあるが、気にしなくてOK
漢字の書き順は、日本の漢字と違う場合もあります。
でも、気にしなくてOKです。
私は中国に短期留学して中国語の基礎を学んだのですが、先生が黒板に書いているのを見ていたら、書き順が異なる漢字がいくつかありました。
だいたいは日本語の漢字の書き順と同じですし、漢字を人前で書く機会なんてほとんどないですから、自分の感覚で書いていって大丈夫です。
中検などの中国語の試験でも問われませんから、書き順はあまり気にしなくていいと思います。
ピンイン(読み方)を学ぶ


中国語の最大の難関が『発音』です。
中国語を学ぶなら、ピンイン(中国語で書くと「拼音」)を覚えるのは必須です。
YouTube 動画も参考にしながら、アルファベットを読むように練習してみてください。
下記の動画は、ピンインの発音を紹介した動画になりますが、たぶんこの発音を聞いただけでは、いまいちピンと来ないと思います…。これが中国語の発音を独学でマスターするのが難しいところです。
独学で発音をマスターするなら、日本語で書かれた参考書に付属の音声データを使って練習してみましょう。
最初に紹介した参考書『チャレンジ!中国語入門編』にも、音声データは付いており、関連動画もYouTubeにアップされています。
ただ、最初にお伝えした通り、中国語のの発音はかなり難しいので、自分の発音が正しいかどうかは、一度ネイティブにチェックしてもらうことをおすすめします。
私も中国留学中、何度もチェックしてもらいましたが、何度指摘されても全然発音できないものも…。
おそらく、日本人の中国語学習者は全員、発音で一度は苦労しているはず。
上手く発音できないからと言って、クヨクヨする必要はありません。
ときどきネイティブにチェックしてもらいながら、自分なりにコツコツ練習を続けていきましょう。
単語を覚える


語学学習で欠かせないのは、単語の暗記ですよね。
最近は単語暗記アプリも増えてきたので、空き時間を活用するならアプリを使ってみてもいいかもしれませんが、参考書や単語帳の単語を書いて覚えるのが一番効果的です。
中国語のレベルが上がっても新出単語は次から次へと出てきますが、まずは初級レベルから覚えていきましょう。
参考書に載っている単語を覚える
英語の教科書と同じように、中国語の参考書にも「新出単語」のコーナーがあり、漢字とピンインが書いてあります。
単語を覚えるときは、①簡体字の漢字、②ピンインをセットで書いて覚えましょう。日本語訳は書く必要ないです。
準4級かHSK1級の単語から覚える
まとめて単語を覚えたいなら、単語帳を利用してみてください。
初心者の方は『中検準4級』か『HSK1級(または2級)』の単語帳から始めてみましょう。




アプリを使うなら、Duolingo
空き時間を使って単語を覚えるなら、アプリを使うのもおすすめです。
一番有名なアプリは Duolingo です。
スマホにアプリをインストールして、通勤時間や、昼休みにゲーム感覚でやってみてください。
中国語を読む練習をする


参考書についている音声データを利用する
中国語の文を読む練習をするときも、参考書についている音声データを利用しましょう。
音声を聞いた後に、声に出して読んでみましょう。
最初は漢字を見ながら読んでみて、慣れてきたら漢字を見ないで読む練習もしてみてください。
私も最初は、テキストの漢字を追いながら音読し、次にテキストを見ないで読む練習をしました。
その後は、中国語を聴いて、漢字を書く練習もしましたが(いわゆるディクテーション)、ディクテーションは中国語でも非常に効果があります。



苦痛に感じるかもしれませんが、最初のうちはどうしても地味な努力が必要です。
会話の練習をする


一人で黙々とやっていても、挫折しがちです。
私も中国語の語学学校の仲間がいたからこそ、乗り切れた部分は大きかったように思います。
「中国語が通じた!」という成功体験がないと、飽きてしまいます。
せっかく単語を覚えたなら、話す機会を作って、中国語の会話力を上げていきましょう。
オンラインスクールを利用する


家にいながら会話練習をするなら、オンライン型のスクールを利用してみましょう。
オンラインで学べるスクールは下記で紹介していますので、参考にしてみてください。月額制で利用できるので、気軽に始められます。
大学の公開講座を利用する


近くに大学があれば、大学の公開講座を利用してみるのもおすすめです。
大学の学期にあわせて、3カ月間の講座が多いです。
開講時期が決まっているのでタイミングを逃すと半年以上待つ必要があります。
大学の公開講座を利用する場合は、早めにスケジュールを確認しておきましょう。
【参考】
通学型のスクールに通う


オンラインは苦手という方は、通学型のスクールを探してみましょう。
地元の中国語会話教室でもいいですし、ベルリッツ
対面型の方が学習仲間を作りやすいですので、「学習仲間が欲しい!」という方は通学型のスクールを選んでみましょう。
短期留学する


中国に短期留学して学ぶという方法もあります。
私は10年以上前ですが、中国に半年間短期留学して、中国語の基礎を学びました。
お金もかかりますし、仕事を辞めて行くとなると勇気がいりますが、現地の生活を経験できるのは留学の醍醐味です。
初級レベルで行くのもアリですが、中級レベルまで日本で勉強してから現地に行くと「深い」勉強ができるので、どのレベルでも留学はオススメです。


おわりに:焦らず、コツコツ続けていこう
この記事では、中国語を始めたら必ずやるべき学習を5つ紹介しました。
中国語で必要な学習5つ
- 漢字練習
- 発音を覚える
- 単語の暗記
- 読む練習
- 会話練習
まずは、何か参考書を買ってみて、1カ月間勉強を続けてみましょう。
挫折しそうになったら、スクールを利用して学習仲間を見つけたり、中国語ネイティブと会話をして、モチベーションが下がらないように工夫してみてくださいね。
語学学習は3ヶ月目に挫折する人が最も多いそうです。ぜひ3ヶ月の壁を乗り越えて、中国語の勉強をコツコツ続けていきましょう。