【中国語】「美味しい」は「ハオチー」だけど、中国人っぽく発音する方法とは?

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中華料理って、どれも「ハオチー」だよね。

日本人になじみの中華料理。美味しいですよね。

テレビでも芸能人が時々「ハオチー」とか「ハオツー」と言っているのを耳にします。

たぶんこれでも通じるとは思いますが、今回はもう少し中国人っぽく発音する方法を紹介します。

中国の北のエリア(北京、大連など)では、今回紹介する発音が一般的に使われていますので、中国に行く予定がある人はぜひ覚えておいてくださいね!

目次

「ハオチー」の発音方法

「ハオチー」は、中国語で「好吃」と書きます。

「美味しい」という意味です。

正しい発音方法は、「hǎo chī」となります。「hǎo」は、喉を緩めて「ハオ」と発音し、「chī」は舌を上歯茎に付けて「チー」と発音します。

中国語好吃
中国語の発音hǎo chī
意味美味しい

「ハオチー」と聞こえるけど、確かに日本人の言う「ハオチー」とは少し違うね。

「吃」という漢字は、「チー」と「シー」の間の音に近い音で発音されます。この音は、日本語には存在しないため、初めて聞く人には難しいかもしれません。

「好吃」の発音に慣れていない人は、「好」の部分を強く発音してしまいがちですが、「好」は軽く発音してみましょう。

日本語で「汽車がシュシュッポッポ」と言うときの「シュッ」の音で「チ」と発音するような音です。

「ハオチー」を使った会話例

「好吃」を使った会話例を、いくつか紹介しましょう。

この店の料理は、美味しい

A: 你吃过这家饭店的菜吗?(Nǐ chīguò zhè jiā fàndiàn de cài ma?) – このレストランの料理を食べたことがある?

B: 吃过,很好吃!(Chīguò, hěn hào chī!) – 食べたことあるよ、とてもおいしいよ!

この料理は、美味しい

A: 你们看这道菜怎么样?(Nǐmen kàn zhè dào cài zěnme yàng?) – この料理、どう?

B: 嗯,好吃!(Ēn, hǎo chī!) – うん、おいしいよ!

辛ければ辛いほど、おいしいですね

A: 我的妈妈特别喜欢吃辣,你呢?(Wǒ de māmā tèbié xǐhuān chī là, nǐ ne?) – うちの母は辛いものが特に好きですが、あなたは?

B: 我也喜欢吃辣,辣味越重越好吃!(Wǒ yě xǐhuān chī là, làwèi yuè zhòng yuè hào chī!) – 私も辛いものが好きですよ、辛ければ辛いほど、おいしいですね!

めっちゃうまいから、絶対行ってみて!

A: 这家餐厅的火锅好不好吃?(Zhè jiā cāntīng de huǒguō hǎo bù hǎo chī?) – このレストランの火鍋、おいしい?

B: 好吃极了,去吃吧!(Hǎo chī jíle, qù chī ba!) – めっちゃうまいよ、ぜひ食べに行ってみて!

中国の「ラー(辣)」は、本当に辛いので要注意。

「ハオチー」の発音を中国人っぽく発音するには

「ハオチー」を中国人っぽく発音するには、「チ」の発音にはいくつか種類があることを理解しておく必要があります。

中国語には「チ」の発音がいくつかある

日本語で「チ」と表現されるものでも、中国語では発音が違う場合があります。

「chi」(「吃、持、池」など)

今回紹介した「吃」のほかに、「持」「池」などの漢字も「chi」と発音します。カタカナで表現すると「チ」になります。

「qi」(「起、期、七」など)

一方、中国語には「qi」と発音するものもあります。たとえば、「起」「期」「七」などです。

「qi」もカタカナで表現しようとすると「チ」になります。

日本人が「ハオチー」というときの「チー」の発音は、「qi」の発音に近いように感じます。

カタカナ読みの「ハオチー」でも通じるとは思いますが、厳密に言うと「chi」が正しい発音で、「qi」ではありません。

初心者は、最初に「音節表」を学ぼう

中国語(北京語)には約 400 の音節と 1300 以上の発音があると言われています。
(参考:百度百科 汉语拼音音节

そんなにあるの…??

数の多さを聞くと、すごく難しそうに感じますが、確かに「難しい」です。

「独学で中国語の発音を学ぶのは非常に困難」と言われる理由は、発音の種類の多さにあります。

本格的に中国語を勉強する場合、第一歩はこの「発音練習」から入ります。日本語でいう50音表に載っているひらがなを読んでいくように、中国語でも一つ一つ発音を練習していきます。

発音の練習ばかりだと学習するのがイヤになってしまうので、スクールによっては『会話練習』と並行で学ぶカリキュラムが組まれていることもあります。

ゆっくりコツコツ、練習してみてくださいね。

「発音のポイント」と「音の高低」を理解すれば、だいぶ通じるようになります。中級以上の中国語学習者は皆、それぞれの方法で「通じる中国語」をマスターしていますから、初心者の方も練習すれば大丈夫です。

中国語には日本語にはない発音が多いので、なるべく中国人のネイティブに自分の発音をチェックしてもらうことをおすすめします。

「好吃(ハオチー)」は、飲み物には使えない

最後にもう一つ。

『好』が使えるのは、「食べものが美味しい」と言いたいときだけです。「吃」は「食べる」という意味です。

「飲み物が美味しい」といいたい時は『好(Hǎo hē)』と言います。「喝」は「飲む」という意味です。

この「喝(hē)」の発音がまた厄介なのですが、これはまた別の機会に…。

おわりに

この記事では、中国語で「美味しい」を意味する『好吃(ハオチー)』を中国人っぽく発音する方法を紹介しました。

「吃(chi)」の発音が日本人には少し難しく、非中国語学習者の多くは、「ハオチー」の「チー」を「qi」と発音しています。

中国語で「chi」と「qi」は、日本語だと「チ」と発音しがちですが、中国語だと発音が異なります。

中国人っぽく発音するなら、「chi」の発音を練習してみてくださいね。

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