面倒な中国語入力に悩まない!画像認識で文字をデジタル化する方法

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初めて中国語を学ぶ人にとって、文字の入力はとても難しいものです。

中国語入力の場合は、ピンインを知らないと入力できませんし、手書き入力するのも非常に時間がかかります。

しかし、画像認識を利用すれば、文字を一瞬でデジタル化することができますよ。

そこで今回は、中国語初心者の方でも簡単に使える、画像認識を使った文字入力方法をご紹介します。

面倒な入力から解放され、効率的に中国語を学習していきましょう。

目次

画像認識機能 (OCR) を使うメリット

中国語初心者の方が、画像認識 (OCR: Optical Character Recognition(光学文字認識))を利用するメリットは次のとおりです。

ピンインが分からなくても、文字起こしができる

中国語を入力する場合、主に「ピンイン入力」しますが、ピンインが分からないと入力ができません。

ピンインが分からない中国語の長文を入力したいとき、画像認識機能を使えば一瞬で文字起こしができます。

手書き入力の手間が省ける

ピンインが分からない場合は、手書き入力で調べられます。

数単語であれば、手書き入力で調べるのもそこまで大変ではありませんが、分からない中国語が20単語以上もあると、いちいち手書きで調べるのは面倒です。

そんなときは、画像認識機能を使って一気に文字起こしをして、デジタル化した中国語をGoogle翻訳に入れれば、一瞬で全文のピンインを調べることができます。

入力の正確性が向上する

OCRを利用することで、文字の認識精度が向上し、正確な文字入力が可能となります。

ピンインを調べて入力しても、変換を間違えてしまうと全く違った単語になってしまいます。OCR を利用すれば、そのような文字変換ミスも防ぐことができます。

手書き文字もデジタル化できる

画像認識(OCR)を利用することで、手書きの文字もデジタル化できます。

手書きのメモやノートを画像データにして画像認識機能を使えば、一瞬で手書き文字もデジタル化でき、効率的に学習できるようになります。

【無料】中国語の画像認識におすすめのアプリと、使い方

今回は、中国語の画像認識が可能な無料のアプリを2つ紹介します。

どちらも無料ですので、両方試してみて使いやすい方を選んでみてください。

今回はサンプルとして、下記のデータを文字起こししてみます(これはHSKの成績表の裏面です)。

中国語の文章を写真にとったもの

Google ドキュメント(無料)

Google ドキュメントで中国語の文字認識させる方法は次のとおり。

使い方

  1. 中国語が映っている画像を準備する。(上記サンプル画像参照)
  2. Google ドライブに、画像をアップロードする。
  3. Google ドライブにアップロードした画像を右クリックし、[アプリで開く] > [Googleドキュメント] の順でクリックする。

    • Google ドキュメントが開き、自動認識で取得した中国語テキストが表示される。

    画面上部に画像が表示され、画面下部にOCRでデジタル化された中国語のテキストが表示されます

    OCR space(無料)

    OCR Space は、無料のオンラインのOCRサービスです。

    使い方

    1. OCR Space のページを開き、[Upload image or PDF file] で画像ファイルを選択する。
    2. [Language] を選択する箇所があるので、「ChineseSimplified」を選択する。
    3. 少し下の方にある [Start OCR!] のボタンをクリックする。

    下の方にスクロールすると、[OCR’ed Result] のボックスがあり、自動認識された中国語のテキストが表示されます。

    出力結果は Googleドキュメントの方が見やすいですが、OCR Space の方が、使いやすいです。

    OCRをかけた直後のテキストには、余計な改行が入っていたり、フォントサイズがおかしくなっていることがあります。
    元のテキストを見ながら、必要に応じて修正してください。

    中国語の文章をデジタル化できたら、あとはテキストをコピーして、Google 翻訳やChatGPTで翻訳してみたり、ピンインを調べてみたり…。

    いろいろな場面で活用してくださいね。

    おわりに

    今回は、中国語初心者の方が、画像認識技術で中国語の文字をデジタル化する方法についてご紹介しました。

    この方法を使えば、ピンインを知らなくても中国語をデジタル化することができます。

    「中国語の長文で、分からない単語のピンインをいちいち調べるのが面倒!」と感じている方は、ぜひ試してみてくださいね。

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