中国語の勉強を始めると、最初に習うのが四声。
中国語のアクセントみたいなものです。
ただ、この四声が厄介!
正しい声調で発音しないと、単語の意味がガラッと変わってしまいます。
私もいまだに間違えることがありますが、多くの単語を使ってある程度話せるようになりました。
今回は私の体験をもとに、声調の覚え方を紹介したいと思います。
声調の覚え方

まずは、4つの声調について改めて紹介しますね。
第一声
第一声は、「はーい」という感じで、高めの声をそのまま維持するイメージで発音すれば OK です。
沙拉 (サラダ)
shālā [第一声+第一声]
第二声
第二声は、日本語で「えぇ?」と驚くときの声と同じです。
語尾を上げればOKです。
读书(読書する)
dúshū [第二声+第一声]
第三声
第三声は、ヤンキーが「はぁ?」というときのように、一旦下げてから上げる感じで発音すればOKです。
顎が動いても、覚えられればヨシです。
买单(お会計をする)
mǎidān [第三声+第一声]
第四声
第四声は、「はぁ…」と深いため息をつくイメージです。
ポイントは、深めにため息をつくこと。
豆腐 (豆腐)
dòufu [第四声+軽声]
軽声
上記の「豆腐」の「ふ」の発音には、四声がありません。
このような固有の声調がないものを「軽声」といいます。
字のとおり「軽め」に、短く発音すればOKです。
- 萝卜 luóbo (大根)
- 葡萄 pútao (ブドウ)
- 消息 xiāoxi (ニュース)
音読することで、声調は自然と覚えられる
四声の覚え方ですが、私はこんな感じで覚えてきました。
①単語を覚えるときに、四声もメモ
単語を覚えるときに、簡体字の漢字とピンイン(四声)を一緒に書いて覚えるようにしました。
もちろん、書いただけでは覚えられないのですが、とりあえず一応頭にインプットします。
②文単位で音読
次に、その単語が入った文章を一文まるごと読む練習をしました。
つっかえないでスラスラ読めるように練習します。
「スラスラ読めるようになる」ということは、「四声も覚えている」ということになります。

単語単位で覚えるよりも、文章を音読する方が自然に覚えられます。
あまり神経質に、「この漢字の四声は第〇声で、次の漢字は第〇声で…」と考えながらやっていくと、気が滅入ってきます。
そこまで神経質にならず、「だいたいこんなアクセントかな」くらいの気持ちで取り組む方がよいかと思います。
自転車と一緒で、何度もその単語を使っていると自然と身に付きます。
今すぐ覚えられなくても、そんなに心配しなくて大丈夫です。
練習方法
四声が正しく発音できているか確認する方法は、次の2つです。
① 音声に合わせて、ひたすら音読
音声に合わせてひたすら音読し、同じように読めるようになるまで練習します。
音声データの会話スピードが速すぎると感じるときは、音声再生ツールで速度を少し遅くしてみてください。
Windows Media Player で mp3 を再生している場合は、画面右下のボタンをクリックした後に「拡張設定」>「再生速度の設定」をクリックすると、速度を調整できます。


② 中国人と会話する
もう一つの方法は、ネイティブと会話することです。
自分の話している中国語が伝わっているなら、あなたの発音は正しいということになりますが、通じなければ「正しくない」ということになります。
おわりに
この記事では、中国語の四声の覚え方と練習方法について紹介しました。
最初のうちは全然覚えられなくて、「このままで大丈夫か、自分?」と凹みましたが、それでも上記の方法で練習を繰り返し、それなりに会話できるようになりました。
中国語上級者でも四声を間違えて、ネイティブに突っ込まれていることもありますから、神経質にならず、自分のペースでコツコツ練習してみてくださいね!
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