
中国語の勉強を始めたばかりです。
初心者におすすめの単語帳はありますか?
この記事では、このような疑問にお答えします。
本記事の内容
- 中国語初心者の方におすすめの単語帳
- 単語はどのくらい覚えるべき?
- 単語帳を作るメリット・デメリット
- 中国語の単語を覚える方法
単語を覚えるのは、あまり楽しい作業ではないですよね…。
でも、単語を知らないと何も始まらないのも事実。
この記事では、これから中国語をはじめる方におすすめの単語帳と、中国語の単語の覚え方のコツを紹介します。



こつこつ覚えていきましょう!
【初心者向け】中国語の単語帳おすすめ3選


さっそく、初心者の方におすすめの単語帳を紹介します。
初心者の方におすすめの単語帳は、次の3つです。
キクタン中国語入門編(中検準4級レベル)


単語帳といえば、キクタン。
こちらの「キクタン中国語 入門編」は、中検準4級に必要な単語が収録されています。
中検準4級は中国語検定の中で最も易しいレベルですが、ここに収められている単語はすべて必須。
単語数は、合計で588語。
1日12語、7週間で終わるように作られていますが、これはあくまでも「1回」通してやった場合のスケジュール。
実際には、単語は「3回」くらい繰り返さないと覚えられません。
14週(3~4ヶ月)かけて覚えるつもりで、取り組んでみてください。
新HSK1級 必ず出る単スピードマスター



600語近く覚えるのは、ちょっと大変…。
いきなり600語近く覚えるのがしんどい場合は、「新HSK1級 必ず出る単スピードマスター」がおすすめです。
こちらはHSK1級にチャレンジする人向けの単語帳で、合計450語収録されています。
HSKとは、中国の教育部が認定する国際的な中国語の語学検定試験。
(中国語学習者は、「中国語検定」「HSK」の2つにチャレンジする人が多いです。)
「HSK1級」は「中国語検定準4級」よりも難易度が低め。
「中検準4級は、難しそう…」と感じたらHSK1級からチャレンジしてみてくださいね。
新HSK2級 必ず出る単スピードマスター



HSK1級の単語は覚えました!
そんな方には、「新HSK2級 必ず出る単スピードマスター」がおすすめです。
HSKは1級から6級まであり、1級が最も簡単で、6級が最も難しい級となっています。
「HSK2級」よりも「中検準4級」の方が難しいと言われています。
中検準4級に一発合格するなら、腕試しにHSK2級に挑戦してみてもいいかもしれません。
ちなみに、HSK1級とHSK2級では、一度不合格になっても再チャレンジできる『再チャレンジキャンペーン』をやっていることがあります。
『再チャレンジキャンペーン』をやっているか確認する方法
1.HSK公式ホームページにアクセスする
2.[申込受付中]ボタンをクリックする
3.下記のような記述があれば、再チャレンジキャンペーン中です。


中国語の単語はどのくらい覚えるべき?



中国語の試験に合格するには、どのくらい単語を覚えるべき?
中国語検定、HSKの公式サイトによれば、各級に合格するのに必要な語彙数は以下のとおりです。
試験名(初級レベル) | 必要な語彙数 |
---|---|
HSK 1級 | 150語 |
HSK 2級 | 300語 |
中国語検定準4級 | 500語 |
HSK1級なら 150語程度で十分とされていますが、500語くらい覚えておく方が安心です。
「キクタン入門編」を1冊やれば500語程度覚えられますから、単語帳を購入するなら「キクタン入門編」がオススメです。
中国語の単語帳を作るメリット・デメリット



単語帳は、自分で作った方がいい?
ここでは、中国語の単語帳を作るメリット・デメリットについてお伝えします。
メリット①:市販の単語帳に載っていない単語を覚えられる
市販の単語帳には、誰もがよく使う汎用的なものしか載っていません。
市販の単語帳に載っていない単語を覚えるときは、オリジナルの単語帳を作るといいと思います。
(たとえば「日本料理の名前一覧」など。)
「使いたい単語が単語帳に収録されていない!」と感じたら、オリジナルの単語帳を作ってみましょう。
メリット②:書くことで、簡体字に慣れる
最初のうちは、中国語の漢字(簡体字)に慣れていないので、中国語の漢字を書くのに違和感があるかもしれません。
でも、簡体字やピンインを実際に何度も書くことで、だんだんと中国語に慣れてきます。
デメリット①:作って満足してしまう
一方、単語帳を作るデメリットは、作って満足してしまうこと。
単語帳を作る目的は『覚えるため』ですが、意外と作って満足してしまいがちです。
デメリット②:覚えなくてもいい単語まで覚えようとする
中国語のテキストを使って勉強していると、単語帳には載っていない単語もあります。
「これ、単語帳に載っていないから、自分で単語帳を作って覚えよう!」
と思うかもしれません。
ただ、覚えてなくてもいい単語もあります。
新出単語を何でもかんでも覚えようとするのは、非効率です。
私がやっていた単語の覚え方



私も最初の頃は、試行錯誤でやっていました…。
私も最初の頃は、どうやったら覚えられるのかいろいろ試しました。
でも結局、オーソドックスな方法が一番効果的だったように思います。
私がやっていたのは、次の3つの方法です。
40語くらいをまとめて覚える
最初のうちは、40語くらいをひとまとめに覚えていました。
(というか、中国語の語学学校で「単語テスト」があって、40語ずつ覚える必要があったのです…。)
単語のテストは何回か受けましたが、なかなか100点は取れず。
クラスメイトの韓国人大学生は毎回100点を取っていて、「どの世界にも優秀な人はいるなぁ」と思ったものです。
まぁ、私は毎回8割くらいは取れていたので、ヨシとしました(笑)
書いて覚える
最初のうちは、とにかく書きまくりました。
書くときは、下記の 2 つをセットで書きました。(日本語の意味は書く必要はありません。)
- 簡体字
- ピンイン
中国語の試験では、漢字だけでなくピンインも問われることが多いです。
ピンインもしっかり覚えていきましょう!
ディクテーション
書けるようになったら、今度はディクテーションをしました。
つまり、音声を聞いて、その単語を書いていく作業です。
やり方はいたって簡単。
1.音声を聞く。
2.流れてきた音声を、とにかく書きとる。
この記事で紹介している単語帳の音声データは、以下よりダウンロードできます。
書籍 | 音声ダウンロード(無料) |
---|---|
新HSK1級 必ず出る単スピードマスター | https://www.jresearch.co.jp/book/b486634.html |
新HSK2級 必ず出る単スピードマスター | https://www.jresearch.co.jp/book/b486636.html |
キクタン中国語 入門編 | https://portal-dlc.alc.co.jp/dl/7021031 |
日本人の場合、漢字を見ればだいたい理解できてしまうのですが、リスニングは苦手。
音声を聞いて漢字を書きとれるようになると、リスニング力が一気に上がります。
「聞き取れすぎて、怖い」と思うはず。
ディクテーションは非常に効果がありますので、騙されたと思って試してみてください。
単語暗記に役立つアプリは?



単語を覚えるのにおすすめのアプリはありますか?
中国語の単語を覚えるのにオススメのアプリは、残念ながらあまりありません。
唯一オススメできるのは『Hello Chinese』です。
英単語の暗記用アプリはいろいろありますが、中国語の単語学習アプリが少ない理由は、入力が面倒だから。
英語ならアルファベットなので入力がカンタンなのですが、中国語は漢字を入力しないといけないので、入力が非常に面倒なのです…。
中国語の場合は、アプリを利用するより単語帳を一冊買ってコツコツ紙に書いて覚える方が、(アナログな方法ですが)効果的です。
おわりに:コツコツ覚えていこう
この記事では、初心者にオススメの単語帳を紹介しました。
一番のおすすめは『キクタン中国語 入門編』です。
単語の暗記作業はあまり楽しくはないですが、覚えないと何も始まりません。
毎日時間を決めて、少しずつやっていきましょう!


中国語を本格的に勉強してみたい人は、下記の記事も参考にどうぞ。