
中国語検定準4級を受けてみようと思うんだけど、どうやって勉強したらよいんだろう…?
多くの中国語学習者がチャレンジする検定試験が「中国語検定」。
「入門」レベルに相当するのが「準4級」です。
難易度でいうと『易しい』レベルに入りますので、コツコツと勉強をすれば独学でも合格できます。
以下、準4級に合格するためのロードマップを紹介します。



下記の記事を参考に、合格に向けた学習計画を作ってみてくださいね!
試験概要


試験は年に3回あります。
合格率はだいたい70~80%です。
当然のことながら、勉強しないと合格できません。
でも、そこまで難易度は高くはないので、一通り勉強をすれば合格できます。
▼試験概要
試験日 | 3月 第4日曜日(申込期間:1/15 ~ 2/15) 6月 第4日曜日(申込期間:4/15 ~ 5/15) 11月 第4日曜日(申込期間:9/15 ~ 10/15) |
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受験料 | 3,500円(税込) |
必要な学習時間 | 60~120時間 |
試験内容 | ・リスニング(選択式) ・筆記(選択式・記述式)基礎単語約500語による発音(ピンイン表記)と単語の意味 日常挨拶語約50~80による語句・単文の中国語訳 |
合格点 | リスニング・筆記100点満点中、60点以上で合格 |
合格率 | 70~80% |
最新の情報は、日本中国語検定協会公式HPをご確認ください。
独学で合格までにかかる費用


独学で勉強した場合、合格までにかかる費用は約12,000円です。
▼中検準4級合格にかかる費用
受験料 | 3,500円 (準4級) |
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参考書、問題集代 | 4冊(入門書1冊、単語集1冊、問題集1冊、過去問1冊)
1冊2,000程度。参考書と問題集であわせて約8,000円 |
合計 | 約12,000円 |
準4級合格のために必要なもの


合格するのに必要なものは、以下の4つです。
- 60~120時間程度の勉強時間
- 中国語の入門書
- 準4級の参考書・単語集・問題集
- 辞書アプリ・サイト(Google翻訳、WeblioでOK)
単語、文法、リスニングの学習方法


中国語検定に合格するには、次の3つの学習が必要になります。
- 単語
- 文法
- リスニング(ピンイン、発音)
準4級の『単語』を覚える
単語については、『改訂版キクタン中国語【入門編】』を1冊やれば十分です。
合計588語あり、1日12語ずつ学習していけば7週間で終わります。


中国語の単語を覚えるときは、この3つをセットで覚えてください。
- 簡体字の漢字(日本語とほぼ同じに見える漢字もあるので、要注意)
- 単語の意味
- ピンイン(※ 中国語では非常に重要です)
単語の覚え方ですが、音声を聴いて、その単語の簡体字(中国の漢字)とピンインを書いていくのがおすすめです。
準4級の『文法』を学ぶ
初めて中国語を勉強する人は、まずは入門書で中国語の文法を学習してみましょう。
私のおすすめは、下記の参考書『チャレンジ! 中国語 入門編』です。


準4級の『リスニング』対策をするには
準4級のリスニング問題は、下記のサイトでリスニング原稿を確認できます。


リスニング原稿を見ると分かるように、準4級で問われるのは「単語」の聞き取りです。
単語を覚えるには『キクタン』の音声を聞くことをオススメしましたが、リスニング対策としても効果的です。
『キクタン』を使いながら、「リスニング強化」と「単語の暗記」をセットでやっていきましょう。
独学での勉強方法


準4級合格用問題集を解く
『チャレンジ!中国語 入門編』が終わったら、次に『中国語検定準4級 トレーニングブック』を始めてみてください。
試験対策としては、この1冊で十分です。


1日1時間やるようにしよう



一日何時間やればいいですか?
合格に必要な学習時間は60~120時間と言われています。
120時間勉強すると仮定して、1日1時間勉強するとしたら、約4カ月間勉強が必要です。
遅くとも試験の4カ月前から本格的に勉強を始めないと、ですね。
単語はとにかく紙に書いて覚えよう
中国語の漢字(簡体字)は、日本の漢字とかなり異なります。



私は、小学校の時の漢字練習と同じ要領で、とにかく書いて、書いて、慣れるようにしました。
小中学校の漢字練習と同じで、慣れてくると、毎回そこまで練習しなくても書けるようになってきますよ。
ピンインも書いて覚えよう
漢字を書いて練習するとき、一緒にピンインも書いていきましょう。
ピンインを覚える作業は結構苦痛かもしれませんが、いわゆる「漢字の読み」です。
漢字と「読み」はセットで覚えるに限ります。
リスニングはひたすら聞いて慣れるしかない
リスニングは、とにかく聞いて慣れるしかありません。
今回紹介した教材に付いている音声データと解説を参考に、聞き取れるようになるまで何度も繰り返し聞いてみてください。
正直、中国語の聞き取りは英語より難しいと思います。
でも、学習を続けていくうちに、聞き取れる量がじわじわ増えてきますので、くじけないでコツコツ続けていきましょう!
不明点があるときは
他の参考書、インターネットで調べる
分からないことは出てくると思いますが、独学の場合は自力で解決するしかありません。
他の参考書で詳しく書いていないか、確認してみましょう。
インターネットで調べるときは、中国語で入力する必要があるかもしれません。
また、下記の記事で「中国語をゼロから勉強する方法」を載せていますので、あわせて参考にしてみてください。
オンラインレッスンを利用する
どうしても解決できないときは、オンラインレッスンを利用するという方法もあります。
気軽に始めるなら、1レッスン2,000円程度で入学金・教材費無料の『産経オンライン英会話Plus
おすすめの中国語辞書アプリ・サイト


中国語辞書は、無料で利用できる下記のアプリ・サイトを使いましょう。
▼辞書サイト
Weblio 中日日中辞典:https://cjjc.weblio.jp/
▼辞書アプリ
Android ユーザー向け
iOS ユーザー向け
過去問題集を解く


一通り単語帳と参考書を勉強したら、いよいよ過去問にチャレンジです。


【重要】過去問は必ず過去3回分解く
試験に合格するためには、必ず過去問をやりましょう!
過去問をやるかやらないかで、合格率は大きく変わります。
合格点は60点ですが、過去問で90点取れるようになるまで、繰り返し過去問をやりましょう。
過去問は、無料で閲覧できる
過去問は、中国語検定協会のホームページで閲覧できます(無料)。ただし、音声データはありません。
》過去問題URL: http://www.chuken.gr.jp/tcp/test.html


過去問題集は何度もやるので、直接書き込みはせず、ノートに書くようにしましょう。
デジタルノートを作るときは、OneNote がオススメです。
独学で一番重要なのは、モチベーション維持!


最後に。
長々と書いてきましたが、ぜひ3カ月、勉強を続けてみてください!
語学は3ヶ月目に挫折する人が多いです。
3カ月続けられたら、半年、一年と中国語を続けられる可能性がグッと上がります。



「魔の3ヶ月目」を乗り越えて、中検準4級合格を勝ち取ってくださいね!!
おわりに:コツコツやれば、独学で合格できる
今回は、中国語検定準4級に合格するためのロードマップを紹介しました。
準4級の試験は、独学でも合格できます。
今回の記事を参考に、ぜひ準4級にチャレンジしてみてくださいね。
加油!
▼今回紹介した参考書・問題集







