HSKと中国語検定、初心者が受けるならどっち?【難易度、レベルを解説】

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中検とHSK、どちらを受験すべき?

この記事は、『中検とHSK、どちらを受けた方がいいのか』と悩んでいる中国語初心者の方に向けて書いています。

私の結論は、中国語初心者は『中検』だけ受ければOK です。

その理由を以下、解説しますね!

目次

試験概要

中国語検定とHSKの概要は、以下のとおり。

試験概要(中国語検定、HSK)

中国語検定HSK
主催団体一般財団法人日本中国語検定協会中国政府教育部
受験できる級準4級(初級) ~ 1級(上級)1級(初級) ~ 6級(上級)
試験開催日年3回(3月、6月、11月)年最大12回
日本国内での受験者数29,482人 (2020)34,018人 (2018)
合格基準リスニング、筆記、それぞれ合格点に達していないと合格できないリスニング・読解・作文の合計点(6割以上で合格)
特徴・日本国内でしか受験できない
・文法や単語の正確な理解、翻訳力が求められる
・世界中で受験できる
・実用的な知識が問われる

中国語検定試験は年3回
HSKは毎月受験できます。

各級に合格するのに必要な語彙数

語学を学ぶとなると、避けられないのが単語の暗記。

どのくらい単語を覚えないといけない?

中国語検定とHSK、それぞれの級で必要な語彙数は、このくらいです。

試験合格に必要な語彙数(初級レベル)
  • HSK1級:150語
  • HSK2級:300語
  • 中検準4級:500語
必要な語彙数HSK中国語検定
~150語1級
~300語2級
~500語準4級
~600語3級
~1000語4級
~1200語4級
~2000語3級
~2500語5級
2級
~5000語6級準1級
1級

検定試験の難易度

まずは『中国語検定』の難易度から紹介しましょう。

中国語検定の難易度

中国語検定は準4級(初級)から1級(最上級)まであります。

各レベルの難易度は次のとおり。

中国語初心者の方は、準4級からチャレンジしてみるといいですよ。

準4級

中国語学習の準備完了

学習を進めていくうえでの基礎的知識を身につけている。
(学習時間60~120時間。一般大学の第二外国語における第一年度前期修了, 高等学校における第一年度通年履修,中国語専門学校・講習会などにおける半年以上の学習程度。)

基礎単語約500語による発音(ピンイン表記)及び単語の意味, 日常挨拶語約50~80による語句・単文の中国語訳。
4級中国語の基礎をマスター

平易な中国語を聞き,話すことができる。
(学習時間120~200時間。一般大学の第二外国語における第一年度履修程度。)
発音(ピンイン表記)及び単語の意味,常用語500~1,000による単文の日本語訳・中国語訳。

3級自力で応用力を養いうる能力の保証(一般的事項のマスター)

基本的な文章を読み,書くことができる。簡単な日常会話ができる。
(学習時間200~300時間。一般大学の第二外国語における第二年度履修程度。)
発音(ピンイン表記)及び単語の意味,常用語1,000~2,000による複文の日本語訳・中国語訳。
2級実務能力の基礎づくり完成の保証

複文を含むやや高度な中国語の文章を読み,3級程度の文章を書くことができる。
日常的な話題での会話ができる。
熟語・慣用句の意味,語句の解釈,500字程度の中国語の文章の部分訳,30字程度の単文の中国語訳。
準1級実務に即従事しうる能力の保証(全般的事項のマスター)

社会生活に必要な中国語を基本的に習得し,通常の文章の中国語訳・日本語訳,
簡単な通訳ができる。
(一次)新聞・雑誌・文学作品・実用文などからやや難度の高い文章の 日本語訳・中国語訳,及び熟語・慣用句などを含む総合問題。
(二次)日常会話,簡単な日本語・中国語の逐次通訳及び中国語スピーチ。
1級高いレベルで中国語を駆使しうる能力の保証
高度な読解力・表現力を有し,複雑な中国語及び日本語 (例えば挨拶・講演・会議・会談など)の翻訳・通訳ができる。
(一次)新聞・雑誌・文学作品・実用文などから難度の高い文章の 日本語訳・中国語訳,及び熟語・慣用句などを含む総合問題。
(二次)難度の高い日本語・中国語の逐次通訳。
※1級合格者は通訳案内士試験の外国語筆記試験が免除されます。

『HSK』の難易度

次は『HSK』の難易度を紹介しましょう。

HSKは1級(初級)から6級(上級)まであります。

各レベルの難易度は次のとおり。

中国語初心者の方は、HSK1級または2級にチャレンジしてみてくださいね!

中国語検定、HSKの合格基準点

肝心なのが、合格基準点。

どのくらい点数を取れば、合格できるでしょう?

「中検」と「HSK」の合格基準点を紹介しますね。

中国語検定の合格点

中国語検定の合格点は、以下のとおりです。

リスニング・筆記ともに合格基準点に達していないと、合格できません。

中国語検定試験の合格基準点

リスニング筆記
準4級6060
4級6060
3級6565
2級7070
準1級7575
1級8585

合格基準点は,難易度を考慮して調整されることがあります。

HSK の合格点

「HSK」の合格点は、以下のとおりです。

中国語検定と異なり、試験の合計点で判断されます。

HSKの合格基準点

1級聞き取り、読解の配点はそれぞれ100点
合計200点満点。
6割(120点)以上のスコアが合格基準
2級聞き取り、読解の配点はそれぞれ100点
合計200点満点。
6割(120点)以上のスコアが合格基準
3級聞き取り、読解、作文の配点はそれぞれ100点
合計300点満点。
6割(180点)以上のスコアが合格基準
4級聞き取り、読解、作文の配点はそれぞれ100点
合計300点満点。
6割(180点)以上のスコアが合格基準
5級聞き取り、読解、作文の配点はそれぞれ100点
合計300点満点。
・成績報告に合否は表記されず、獲得スコアのみ表記
・但し、6割(基準点:180点)以上のスコアで5級の能力を有していると判定
6級聞き取り、読解、作文の配点はそれぞれ100点
合計300点満点。
・成績報告に合否は表記されず、獲得スコアのみ表記
・但し、6割(基準点:180点)以上のスコアで6級の能力を有していると判定

初心者には中検がオススメな理由

ここまで、中国語検定とHSKの試験概要を紹介しました。

「中国語検定」と「HSK」、どっちを受ければいい?

初心者の方は、まずは『中検準4級』からチャレンジしてみましょう。

中国語検定をオススメする理由は、以下のとおり。

文法や単語の基礎知識が問われるから

中検をオススメする理由は、次のとおり。

  • 理由①:中検は日本人向けに作られた試験で、文法や単語の知識を多く問われるから
  • 理由②:HSKはどちらかというと実用性を重視した試験だから

日本人は、海外の人に比べて漢字を理解できるので、勉強しなくてもある程度中国語を読めてしまいます。

日本人学習者は、文法の習得と語彙力アップに特化した方がいいですよ。

中検の方が受験料が安い

2つ目の理由は、中検の方が受験料が安いからです。

中国語検定の受験料

受験料
準4級3,500円
4級4,800円
3級5,800円
2級7,800円
準1級9,800円
1級11,800円

HSKの受験料

受験料
1級3,740円
2級4,950円
3級6,160円
4級7,370円
5級8,580円
6級9,790円

中検は年3回しかないですが、受験料は安め。
計画を立てて、しっかり勉強していきましょう!

中国語初心者が『HSK』を受けるメリット

HSKを受けるメリットはある?

HSKもメリットはいろいろあります。

初心者の方がHSKをメリットは、次の2つです。

不合格になっても、無料で再チャレンジできる

HSK1級、2級に限り、試験に合格できなくても再度無料で同じ級を受験できるというキャンペーンをやっていることがあります。

※再チャレンジは1度限り、同じ級を受ける場合に有効です。

詳しくは、HSKの公式ページでご確認ください。

HSK公式ページ

ちなみに、中検準4級よりもHSK1級の方が、ハードルが低めです。

準4級を受ける前に自分の実力を試したい方は、HSK1級かHSK2級を受けてみてください。

毎月受験できる

HSKは、毎月試験があります。

受けたくなったときに受けられるのは、メリットですね。

留学・就職で必要な中国語レベルとは?

最後に、留学や就職する際に求められる中国語レベルについて紹介します。

中国正規留学で必要なスコアは、HSK5級以上

中国語の勉強を続けて「将来的には中国の大学へ留学したい」と考えている方は、HSK のスコアが必要になります。

HSK公式サイトによれば、中国の多くの大学は、大学生・大学院生共にHSK5級以上のレベルを条件としています。

参考:中国国内の主要大学で要求されるHSK基準例

就職で必要なスコアは、中検準1級、HSK6級

就職するときに中国語能力をアピールするなら、中検2級、HSK6級レベル以上の能力があるとよいです。

下記は、中国語検定の級とレベル、対応可能な業務内容をまとめたものです。

中国語を強みに就職するなら、準1級レベルの語学力が必要です。

中検の級中国語のレベル対応可能な業務内容
3級基礎中の基礎ができているレベル接客販売など、中国語を多少使う仕事
2級基礎が完成したレベル3級よりは、やや高度な仕事
準1級中国語を使う実務に即従事できるレベル商社の海外貿易担当など
1級中国語を駆使できるレベル高度なプロフェッショナル人材

おわりに

今回は、中国語初心者の方に向けて『中検とHSK、どちらを受けるべきか』について解説しました。

中国語初心者の方が最初にチャレンジするなら、中検準4級がオススメです。

中検準4級にチャレンジすると決めたら、こちらの記事を参考に、勉強計画を立ててみてくださいね。

中国に留学したり、中国で働く場合は、HSKのスコアが必要になります。

ただ、中級レベルになってからHSKに挑戦すればOK。

まずは、中検準4級の合格を目指して、勉強を始めてみましょう。

加油!


中国語を本格的に勉強してみたい人は、下記の記事も参考にどうぞ。

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