冬になると食べたくなるのが、肉まん・あんまん。
コンビニでつい買ってしまいますね~。
中国にも「肉まん」はあります。
しかも、具の種類が豊富です。
私は中国に語学留学しましたが、肉まんの種類の多さに感動しました。
肉まん好きの人には、ぜひ中国で「肉まん」を食べてみてほしいです。
この記事では、
- 中国語で「肉まん」を何て発音するか
- 中国滞在中、中国の「肉まん」が安すぎて感動した話
- 中国の肉まんに、肉が入っていなかった話
を紹介します!
(しょうもないと内容と分かっていながら、肉まん話が書きたくて…。)
「肉まん」を中国語で発音すると?
肉まんは中国語で「包子」(バオズ)といいます。
肉まん
包子
Bāozi
具材は「餡」といいます。「餃子の餡」と同じです。
餡
馅
Xiàn
中国に「ピザまん」はありませんでしたが、日本の肉まんと比べると、具材が豊富でした。
・しいたけ(香菇)
・ニラ(韭菜)
・青菜(青菜)
・セロリ(芹菜)
・にんじん(胡萝卜)
・大根(萝卜)
・きくらげ(木耳)
・春雨(粉丝)
・たまご(鸡蛋)
などなど。
こういった具材が入っていて、私が何度も通った店には、肉まんの種類が10種類以上ありました。
日本のコンビニでも、「肉まん」と「プレミアム肉まん」ではなくて、違う味の肉まんを置いてほしいところです。
「肉まん」が安すぎて感動した話
それにしても、中国で肉まんを食べたときの衝撃は忘れられません。
「何が?」というと、「安すぎ」だったからです。
中国に到着し、その週末に繁華街に遊びに出かけたときのこと。
お腹がすいたので、マックに行こうかと。
中国語は読めないものの、麦当劳(マクドナルド)のマークだけは分かります。
マックを発見したものの、マックの向かい側から、なんだかおいしそうな匂いが…。
それが、肉まん屋でした。
匂いにつられ、店の看板にあるメニューを見ましたが、全部中国語で全然読めず。
ただ、唯一分かったのは、すべて「一元」ということでした。
「一元」は、当時のレートでいうと日本円で15円。
肉まん1個が15円。
一方、麦当劳のハンバーガーといえば、20元近く。
肉まんが20個食べれる値段です。
アラサー女子が
「ハンバーガー1個の値段で肉まん20個食べれる」
と喜んでいる場合じゃないですが、
当時の私は「これはスゴイ!!」と。
何か分からないものの「香菇」という字が美味しそうに見えたので、「香菇肉包」を注文。
(香菇:しいたけ)
「非常好吃」でした。
今回は
『それ以降、繁華街に行くたびに、アラサー女子は肉まんを食べるようになりましたとさ。』
という、しょうもない話です。
後日談。肉まんもさすがに飽きてきて、3か月目にマックに行きました(笑)
「肉まん」だと思って食べたら、肉が入ってなくて切なかった話
「肉まん」の思い出といえば、もう一つ、しょうもない話があります。
学生寮に住んでいたときのこと。
しょっちゅう停電が発生したんですが、丸1日停電してご飯が作れなかった日がありました。
隣の建物の食堂でご飯が食べられるということで、その食堂に行ってみることに。
「仕方ない、肉まんでも食べるか。」
またしても「肉まん」をオーダー。
出来立てのホカホカ肉まんは、おいしそう。
が、食べても食べても、
肝心の「肉」が出てこない…。

なんで?
結局、最後まで食べても肉は出てきませんでした。
「肉無し肉まん」というのは、こんなに味気ないものとは…。
肉まんにおける「肉の必要性」に気づかされた瞬間でした(笑)
後で知ったのですが、それは「肉無し肉まん」ではなく、「馒头」と呼ばれる、れっきとした食べものでした。
日本語で書くと「饅頭」です。
中国の東北地方は降水量が少なく、米ではなく小麦で作られる「馒头」や麺が主食だそうです。
馒头
Mántou
馒头はあまりに味気なく「もう一度食べたい」という気にはなりませんでしたが、それもそのはず。
馒头は濃いめの味のおかずと一緒に食べるものらしいです。
馒头は、こういう食べもの↓です。口の中の水分が持っていかれます。
「あんまん」は中国語で何て言うの?
「肉まん」の話ばかりしてしまいましたが、
日本人としては「あんまん」の読みも知っておきたいですよね(笑)
あんまんは、中国語で「红豆沙包子」あるいは「豆沙包」といいます。
红豆沙包子
Hóngdòushā bāozi
「红豆沙」が「あんこ」の意味です。
おわりに
この記事では、「肉まん」「あんまん」の中国語での読み方を紹介しました。
新宿中村屋のホームページによれば、「肉まん」は
- 中国の三国時代(220年頃)、名将・諸葛孔明が作らせた
- 日本の「中華まん」は、新宿中村屋の創業者が中国旅行した際に食べた「包子」を日本人向けにアレンジして、1927年(昭和2年)から販売するようになった
らしいです。2000年の歴史があるんですね。
私の「行きつけだったお店」が今もあるかは分かりませんが、中国の肉まん、また食べたいです。
くだらない話にお付き合いいただき、ありがとうございました!!
中国語を本格的に勉強してみたい人は、下記の記事も参考にどうぞ。